最近では、子どももパソコンやスマホを利用する機会が多くなってきました。そのため、子ども用のメールアドレスが必要となるケースも増えてきています。
この記事では、保護者が管理しやすいGmailを使って、子ども用メールアドレスを作成する方法を詳しく解説します。
この記事は、以下のような方に役立ちます!
- 子ども用のメールアドレスの作り方を知りたい
- 子ども用のメールアドレスとしてGmailが良い理由を知りたい
- 子どもにメールを用意したいが使用状況は把握しておきたい
子ども用メールアドレスが必要な理由
子ども用メールアドレスは、日常生活や学習のさまざまな場面で必要となります。たとえば、SNS(LINEやInstagram)や学習アプリの登録、学校からの連絡や課題の提出など、利用シーンは多岐にわたります。
もし、その場合に親のメールアドレスを使用してしまうと、あとあと管理が複雑になってしまいます…。
それでオススメなのは、子ども用のメールアドレスを早い段階で作成しておくこと。そうするなら、将来大人になった際もそのアドレスを引き継ぐことができ、変更の手間を省くことが可能です。
さらに、子どもがメールアドレスを持つことで、インターネットの基本的な使い方やマナーを学ぶ良い機会にもなります。
一方で、インターネット利用にはリスクも伴うため、保護者が適切に管理できる環境が求められます。以降では、その解決策としてGmailの活用と、実際のメールアドレスの作り方を紹介します。
子ども用メールアドレスにはGmailが最適
Gmailは、子ども用メールアドレスとして最適な理由がいくつかあります。
理由1: 世界中で最も使用されているメールサービス
Gmailは世界中で利用されており、安定したサービスと高い信頼性を持っています。幅広いサービスとの互換性があり、SNSや学習アプリの登録にも問題なく対応できます。
理由2: ファミリーリンクによる管理機能(Android限定)
Gmailを使って作成した子ども用Googleアカウントでは、「Googleファミリーリンク」機能を利用できます。この機能を活用すれば、子どものスマホの使用状況を把握したり、アプリやインターネットのコンテンツにフィルタリングをかけることが可能です。
Android限定なのはフィルタリングだけです。Gmailは iPhone・iPadでも使えるのでご安心ください。なお、iPhone、iPadでフィルタリングを使いたい場合、設定にあるフィルタリングを利用できます。
理由3: 安全性が高い
Googleの強力なセキュリティ機能により、不正アクセスや迷惑メールから子どものアカウントを守ることができます。また、データの暗号化や二段階認証のサポートにより、安心して利用できます。
これらの特長から、Gmailは子ども用メールアドレスを作成するのに最適な選択肢と言えます。
子ども用メールアドレスをGmailで作る時の注意点
子どものメールアドレスをGmailで作成する際には、Googleアカウントを作成する必要があります。
Googleアカウント=メールアドレス
となります!
Googleアカウントは無料で作成することができます。
作成の際は、以下の点に注意してください。
Googleの利用規約に準拠すること
Googleの利用規約では、13歳未満の子どもは自分のGoogleアカウントを持つことができません。ただし、保護者が「Googleファミリーリンク」で管理する場合に限り、13歳未満の子どもでもGoogleアカウントを作成できます。
正しい情報を入力する
子どもの氏名や生年月日などの正確な情報を入力し、保護者が管理するアカウントであることをGoogleに認識させることが重要です。
これらを踏まえた上で、子どもにとって安全で便利なメールアドレスを提供しましょう。
年齢を偽って設定したらどうなる?
年齢制限をかけたくないため、たまに年齢を偽って登録する人もいるようです。その場合、Googleアカウントの登録自体はできてしまい、フィルタリングも制限なしで使用できてしまいます…。
この場合、以下の3つのデメリットが生じます。
- 年齢を偽っていることがバレた場合、Googleアカウントが削除される可能性がある。
- 偽りの生年月日を登録することで、登録時の生年月日を忘れ、再認証のときに復旧できなくなる。
- なにより、子どもが有害なコンテンツにさらされる危険性がある。
必ず 正直な生年月日を入力するようにしましょう!
Gmailアドレス(13歳未満)の作り方
以降からは、Gmailアドレス(13歳未満)の作り方について説明します。
※ここで紹介する手順は、2024年11月現在の情報です。画面や設定方法が予告なく変更となる場合もあるのでご了承ください。※以降の画像はGoogleからの出典となります。
事前に準備すること
子どものGmailアドレスを作成する前に、必ず保護者のGoogleアカウントを用意しましょう!
保護者のGoogleアカウントがない、または子どもが13歳以上の場合
以降から紹介する手順とほぼ同じように進めることで、Googleアカウントを作ることができます。違う点は、アカウントの用途を[子供用]ではなく[個人で使用]を選ぶこと。そして、電話番号を登録する必要があることです。
Gmailアドレス(13歳未満)を作成する手順
■Googleアカウントのログインページを開き、[アカウントを作成]をクリックします。
■[アカウントを作成]をクリックします。
■[子供用]を選択し、[次へ]をクリックします。
保護者、または13歳以上の子どもの場合、[個人で使用]を選んでください。その場合の手順は、保護者確認が無いのと、電話番号の登録がある、という違いがあります。
■[はい、続行します]をクリックします。
■子どもの名前を入力し、[次へ]をクリックします。
名前は本名でなくても大丈夫です! その場合、「姓」は省略できるので、「名」だけニックネームで登録しましょう。
■子どもの生年月日、性別を入力し、[次へ]をクリックします。
■Googleアカウント(メールアドレス)で使用したい文字列を入力し、[次へ]をクリックします。
■保護者のGoogleアカウントを入力し、[次へ]をクリックします。
■同意項目をチェックし、[同意する]をクリックします。
■子どものGoogleアカウント(メールアドレス)で使用するパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。
ここで設定したパスワードは、Googleアカウントのログインで使用します。また、各デバイスでメール設定するときのパスワードとして使用します。忘れずにメモしておきましょう!
■説明を確認したら、[次へ]をクリックします。
■保護者による認証を行います。
今回は[SMSを送信]をクリックします。
■[送信]をクリックします。
そうすると、保護者のGoogleアカウントに登録されている電話番号に、認証コードが送信されます。
■保護者に送られてきた確認コード(6桁)を入力し、[次へ]をクリックします。
■これで子ども用Googleアカウント(メールアドレス)の作成が完了です。
デバイスにログインし、メールを確認してください。
子ども用メールアドレス作成後の設定は?
作成した子どものメールアドレスは、まずは親が管理できるように設定しましょう。
子どものデバイスにメール設定をしてしまうと、メールの送受信ができてしまい、トラブルのもとにならないか心配です…。まずは親のデバイスに子どものメール設定をしておくのをおすすめします。
親のスマホやPCで、子どものメールアドレスを見られるようにしておけば、アプリの設定や、何かトラブルが起きた際の確認がスムーズに行えます!
後々子どもが成長し、自分でメール管理ができるようになったら、親から子どものデバイスに引き継ぐことも可能です。このように柔軟に対応することで、安全なインターネット環境を維持できます。
これらの設定により、インターネットのリスクを最小限に抑えながら、子どもに必要な機能を安心して提供できます。
こどもが13歳になったらメールアドレスはどうなる?
子どもが13歳になると、Googleから子どもと保護者の両方に通知メールが届きます。そして、Googleアカウントの管理方法を次のいずれかから選択できます。
- 保護者による管理を維持する: ファミリーリンクを使い続けることで、アプリの制限や使用時間の管理などを保護者が引き続き行えます。
- 子ども自身で管理する: 子どもがアカウントを自分で管理することが可能になります。
13歳になったら子どもと話し合って、最適な選択ができるようサポートしましょう。
子ども用メールアドレスでスムーズな運用を!
子ども用メールアドレスの作成は、現代のデジタル社会において必須とも言えるステップです。
Gmailを利用すれば、セキュリティや管理機能が充実しているため、保護者も安心して利用を許可できます。また、早い段階でメールアドレスを持つことは、子どもがデジタル社会での基本的なマナーやスキルを身につける良い機会となります。
この記事を参考に、ぜひお子様に適切なメールアドレスを作成し、安全で便利なデジタル環境を提供してください。
次の記事では、格安で子どものスマホを用意する方法について紹介します。