無料ソフトAcronis True ImageでOSクローンを行う方法を紹介！

パソコンのドライブをHDDからSSDに換装するときに、Crucial製のSSDであれば、「Acronis True Image」というソフトを使用してOSごとコピーすることが可能です。この記事ではパソコンをSSDに換装する際に、「Acronis True Image」という無料ソフトを使用してOSクローンを作成する手順を紹介します。

※この記事はWindows10のパソコンでの設定を紹介しています。また、2023年1月現在での設定ですので画面や手順は変更となる場合があります。

「Acronis True Image」とは

Acronis True Imageとは、ディスク全体をバックアップすることができるソフトです。文章や写真はもちろん、アプリやOSも含めてまるごとコピーできます。今回この記事で紹介するのは、Crucial製のディスクをつなげている時しか機能しないCrucial版となります。CrucialのSSDを使用してパソコンのドライブ交換をするのであれば、このソフトを使用することができ、ソフト自体も無料でダウンロードできるので非常に便利です。

OSクローンの手順

ではさっそくAcronis True Imageを使用してOSクローンを作成する手順を紹介します。

BitLocker ドライブ暗号化を「無効」にしておく。

クローンの成功率を上げるため、パソコン設定のBitLocker ドライブ暗号化を「無効」にしておくと安心です。

１．「スタート」→「Windows システムツール」→「コントロールパネル」を選択。

２．「システムをセキュリティ」を選択。

３．「BitLocker ドライブ暗号化」を選択。

４．BitLocker が無効になっているか確認する（もし有効だったら無効に切り替えてください）。

高速スタートアップを「無効」にしておく。

クローンの成功率を上げるため、こちらも念のため、パソコン設定の高速スタートアップを「無効」にしておくと安心です。

１．「スタート」→「設定」→「システム」を選択。

２．「電源とスリープ」→「電源の追加設定」を選択。

３．「電源ボタンの動作を選択する」を選択。

４．高速スタートアップが無効（レ点がない）になっていることを確認する（もし有効の場合はレ点を外してください）。

Acronis True Imageをインストール！

いよいよAcronis True Imageをインストールします。

１．Crucial製のSSDを、対象のパソコンにUSB接続する。
※このソフトはCrucial製品が接続されていないと働かない仕様になっています。

今回は経費削減のため、余っていた外付けハードディスクを分解し、2.5インチSSDを取付けてパソコンにUSB接続しました。予算のある場合は以下のケーブルで接続することができます。

２．Crucialの公式サイトから Acronis True Image for Crucial をダウンロードする。

↓ダウンロードサイトはこちら
Acronis True Image for Crucial

３．ダウンロードしたexeファイルを開く。

４．「インストール」を選択。

５．「アプリケーションを開始」を選択。

６．「同意する」をチェックし、「OK」を選択。

７．「クローン作成ウィザードを開始」を選択。

OSクローン作成

１．「ディスクのクローン作成」を選択。

２．「自動（推奨）」を選択し、「次へ」を選択。

３．ソースハードディスク（古いディスク）を選択し、「次へ」を選択。

４．ターゲットハードディスク（新しいディスク）を選択し、「次へ」を選択。

５．「このコンピューターのディスクを交換するには」を選択し、「次へ」を選択。

６．エラーがないことを確認したら「実行」を選択。

７．「作成中…」の表示が現われる。
※容量にもよりますが、けっこう時間がかかります。

８．無事にクローン作成が完了！！！

以上で作業は終了です。ぜひ皆さんもCrucial製のSSDを使用する際は、無料で使えるAcronis True Imageを試してみてください！

ちなみに、今回クローン作成したSSDはこちら。

この記事で紹介している内容は以下となります。
パソコンの環境：Windows 10 Home 64bit
画面や手順内容：2023年1月現在