お金をかけずに子どもたちと楽しいことはできないか。そんなことを考えていたら、以前、カミさんと車中泊の旅をしていた時、ある場所に宝石がとれる海岸があって、ワクワクしながら夢中で探しまくったことを、ふと思い出しました。「これは子どもたちもやったら絶対楽しいだろう、近場で宝石拾いができるような場所はないものだろうか」それでネットで検索したらありました! 茨城県久慈川と玉川で瑪瑙(メノウ)が採れるらしく実際に行って調査・採取をしてきました。 今回の記事では、その採取場所と探し方についてまとめてみました。
久慈川の瑪瑙採取できる場所
久慈川は福島県と茨城県を流れる1級河川です。その流れの中でも瑪瑙が取れる場所として、茨城県常陸大宮市にある富岡橋近辺がおすすめです。この場所は川原が広くクルマも停めやすいので初心者には始めやすい場所です。ただし、自然の川原ですので観光整備されている場所ではありません。手洗いもありませんので、事前に済ませておきましょう。
富岡橋より川原に降りる道が分かりにくいため、以下画像にルートを示します。赤線の道を通ると川原までクルマで入ることができます。

久慈川の川原は広いのでノンビリと鉱石探しができます。休日でもほとんど人はいません。

玉川の瑪瑙採取ができる場所
久慈川の支流となる玉川は、先ほどの久慈川ポイントからクルマで10分ほどの距離にあります。久慈川と比べると用水路のような小さな川で、田んぼの中を静かに流れています。瑪瑙は以下のgoogleマップでピンが立っている付近で見つけることができます。
常陸大宮近辺の玉川では、小さな瑪瑙ならわりと簡単に見つけられます。川原におりやすいポイントを探してみてください(おりやすい場所は既に掘り返した跡が残っていますが、小さな瑪瑙なら簡単に見つかります。)。場所選びのポイントは川の流れがカーブになっている場所です。土砂が堆積しているので瑪瑙探しがラクです。

久慈川・玉川へのアクセス
電車の場合:JR東日本 水郡線 常陸大宮駅より富岡橋へは1.6km、上記の玉川ポイントへは2.1kmほどの距離となります。
クルマの場合:常磐自動車道那珂IC下車、クルマで約20分。
瑪瑙採取で用意するもの
- スコップ
- ハンマー
- ざる(砂と鉱石をふるい分ける)
- ランタン(日陰だと暗いので鉱石を見つけやすくする)
- ビニール袋
- タオル
- 着替え(子どもたちが川で濡れたとき用)
- 夏なら虫よけスプレー等
道具類をネットで揃えたい方はこちらから。
瑪瑙採取に適した時期
どの時期でも可能ですが、雨の多い季節は×。
川原ですので台風やゲリラ豪雨がある時はもちろん、梅雨時期など雨が多い時は増水しているので危険です。できるだけ天気が続いている季節を選ぶと良いと思います。あと蚊やブヨがいるので夏に行くときは虫よけは必須です。
瑪瑙の探し方
ターゲットとなる瑪瑙がどんなものか、スマホで確認する。
とにかく石がたくさん落ちているので(あたりまえなのですが…)採取の前に探したいものがどのようなものか「目に教える」ことが大切です。瑪瑙というのは石英の仲間ですが、その中でも透明感があり、かつ、縞模様のある石を指します。久慈川や玉川では特に赤メノウが良く見つかりますので写真を事前によく目に焼き付け、ぜひ見つけてください。
しゃがみこんで、ひとつひとつ丁寧に石を見る。
立ちながら下を向いて探しても、見分けが難しくターゲットとなる瑪瑙を見逃してしまいます。落ち着いてしゃがみこんでじっと観察し、ひとつひとつ石を見ることが大切です。
掘り返す!
玉川は鉱石ハンターに人気があり、そんなに川幅も広くないので、すでに川原の表面は採りつくされているといっても過言ではありません。それでも砂利を掘り返すとけっこう瑪瑙が出てきます。掘り返す作業は必須と思ってください。
川の中を探す!
前述の通り見えるところは採りつくされているため、最後に残るは川の中です。スコップやザルを使って川の流れの中にある石をすくって探すと大きめの瑪瑙が見つかることもあります。
久慈川・玉川での採取例
赤瑪瑙

これが私のお気に入り。まるでベーコンのような赤くてきれいな縞模様!

透明な瑪瑙

珪化木

久慈川・玉川で瑪瑙採取をするときの注意点
・台風やゲリラ豪雨などによる増水時には危険ですので採取は控えたほうが良いです。
・毒ヘビやハチなど生息している場合があります。草むらを歩くときなど充分注意してください。
・玉川は田んぼや畑が近くにあり、川の側道も農道となっています。地元の人の邪魔にならないよう配慮をお願いします。
久慈川・玉川の瑪瑙採取まとめ
難易度:易しいです!
子どもたちと2時間ほど鉱石採取しましたが、少し掘り起こすだけで簡単に赤瑪瑙が見つかりました。観光地ではないので駐車場はありませんが、山奥と違いアクセスしやすいのでクルマから降りてすぐに瑪瑙採取も可能です。

おまけ:拾ったメノウをディスプレイする。
①洗浄
まずは洗面所で汚れを落とします。ブラシを使って水洗いするだけで充分です。

②乾燥
洗い終わったら乾燥させます。

③標本箱を作る
岩石標本のようにディスプレイしたらかっこいいかなと思い、100均で売っていた木製の収納ケースを用意。

これを雰囲気をよくするため、ワトコオイル(ミディアムウォルナット)を塗ります。

④飾る
これに採取した鉱石を並べ、アクリル板の蓋をしたら完成です。

昔の木が石化した「珪化木」(右下の黒っぽい石)やガラス片など、キレイな石や変わった石も拾ってきたので、一緒にディスプレイしてみました。お金をかけなくても十分に楽しめることってありますね。また違うところで採集をやってみたいです//
※観光地として整備されている場所ではないので、地域住民の方々へのご配慮をお願いいたします。また、次に来る人たちも楽しめるよう採取マナーを守って楽しみましょう!
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