「雨の日にふと外を見たら、雨樋(縦樋)が割れて水がバシャバシャ漏れている……」
「業者に修理を頼みたいけれど、一体いくらかかるのか不安……」
家の外回りトラブルの中でも、雨樋の破損は放置すると外壁の傷みや雨漏りに直結するため、早めに直したいところですよね。しかし、業者に見積もりを取ると「意外と高いな」と感じることも少なくありません。

結論から言うと、安全が確保できる場所であれば、6メートルほどの長さがある縦樋でも、道具を揃えて自分で交換・修理することが可能です!
今回は、雨樋の修理費用相場や、私が実際に「2階の壊れた雨樋を、1階の地面まで6mかけて延長し、さらに材料費8,000円で修理・交換した全手順」を詳しく解説します。
雨樋(縦樋)の修理費用はいくら?業者相場とDIYの差
まずは一番気になる「お金」の話からしていきましょう。業者に頼む場合のリアルな相場と、今回私がDIYにかかった費用を比較します。
業者に依頼した場合の修理費用・相場
業者が雨樋を修理する場合、基本的には「材料費+工賃+出張費・諸経費」がかかります。
- 縦樋交換費用(材料+工賃): 約24,000円 (1mあたり4,000円)
- 既存の樋の撤去・処分費用: 約4,000円
- 出張費・諸経費: 約8,000円
- 合計:約36,000円 ※あくまで目安です。

2階の屋根から縦樋を丸ごと交換する場合、状況によっては安全のため「足場」を組む必要があり、さらに費用が跳ね上がるケースもあります。
自分で修理(DIY)した場合のリアルな材料費
今回、私が近くのホームセンターで揃えた雨樋の材料総額は約8,000円でした。

内訳は、新しい縦樋(計6m分)、継手(ソケット)、エルボ(曲がりパーツ)、雨樋専用の接着剤、新しい支持金具です。道具を持っている人であれば、純粋な材料費だけでこれだけ安く抑えられます。
【比較表】業者 vs DIY!ぶっちゃけどれくらい得する?
今回の5メートル交換のケースで、どれくらい費用に差が出るかをまとめました。
| 業者施工の相場 | 今回のDIY材料費 | 💰 浮いたお金(得した額) |
| 約36,000円 | 8,000円 | 約 28,000円 の節約! |
今回はベランダ側からの安全なアプローチができたため足場代がかからず、業者に頼むよりも圧倒的な節約になりました。浮いたお金で別のDIY工具を買ったり、美味しいご飯を食べに行ったりできますね。
【実録】割れた縦樋6mをDIY交換!ベランダ排水改善計画
ここからは、私が実際に体験した雨樋修理のストーリーをベースに解説します。
今回の課題:縦樋の割れ&ベランダへの垂れ流し状態

我が家の縦樋は、経年劣化でひび割れて雨水が漏れていました。

さらに厄介なことに、もともと2階の屋根からの雨水が、2階ベランダの床にそのまま「垂れ流し」になる構造になっていたのです。そのため、大雨のたびにベランダの床が水浸しになり、苔が生えやすい状態でした。
改善案:2階から1階まで一気に立ち下げて排水性をアップ!
そこで今回は、破損した縦樋を新しくするだけでなく、2階ベランダに流れていた雨樋を1階部分まで(6mほどかけて)延長して立ち下げ、地面の雨水用塩ビ配管にダイレクトに接続する計画を立てました。

これでベランダを経由せずに排水できるため、ベランダはいつもドライで綺麗な状態を保てます。
今回、雨樋を繋ぎ込むための地面の塩ビ配管は、外水栓(庭の水道)の排水からDIYで分岐させて持ってきました。排水管の分岐方法についてはまた別途紹介します。
【準備編】必要な道具・材料と事前の見積もり
スムーズに作業を進めるために、事前の採寸と道具選びには裏技があります。
採寸が命!必要な長さと部品の割り出し方
メジャーで2階のベランダから1階までの長さを測ります。この時、パーツ同士が重なり合う「呑み込み(約2〜3cm)」の長さを計算に入れて材料を発注するのが、プロっぽく仕上げるコツです。

正確な長さと部品を割り出すことで、余計な部品を買わずに済み、結果コストを抑えられますよ。
初心者には「角度自在のスライドエルボ」がおすすめ!
雨樋修理で最も頭を悩ませるのが、配管の「曲がり部分(エルボ)」の取り付けです。
通常のエルボは角度がカチッと決まっているため、ミリ単位のサイズ調整が初心者には至難の業。そこでおすすめなのが、角度を自由に変えられる「スライドエルボ」という便利アイテムです。
これを使えば「角度が微妙に合わない…」という現場での不安が一発で解消されるので、DIYのハードルがグッと下がりますよ!
異径接続の裏技:雨樋(Φ60)と塩ビ管(VU50)はシンデレラフィットする
「雨樋パーツ」と「一般の塩ビ配管パーツ」を繋ぐとき、サイズ選びに悩む人が多いです。
実は、一般的な丸型の雨樋(直径60mm)は、排水用塩ビ管の「VU50用ジョイント(継手)」の内側にぴったり収まります。 これを知っておくと、ホームセンターの資材館での部品選びが劇的に楽になります。

スピード重視:サンダーの活用
プラスチック(塩ビ)の配管を切る場合、手ノコ(パイプソー)でも十分切れます。
しかし今回は6m分のカットがあり、何よりスピードを重視したかったため、電動工具のサンダー(ディスクグラインダー)を使用してカットしました。

【実践編】雨樋(縦樋)を自分で修理・交換する4ステップ
お待たせしました。実際の取り付け手順です。ここからは、迷わず作業できるよう詳しく解説します。
ステップ1:塩ビ配管から立ち上げる
地面の雨水用塩ビ配管(外水栓から分岐させた管)の差込口を確認します。

塩ビ管用の接着剤としてエスロンを用意。

「VU50」ジョイントに接着剤を塗ります。

雨樋配管にジョイントを接続。


接着剤を塗りパーツを強く差し込んだら、そのままの状態で10秒から15秒間手を離さずにギューッと強く押し付けます。
ジョイントの反対側に接着剤を塗り、塩ビ配管に差し込みます。

ステップ2:壁に支持金具を取り付ける
水平器を配管の側面に当て、配管が垂直になるよう調整します。

垂直が出たら、支持金具(でんでん)を配管に取り付けます。
横のフックを「パチン」と閉めましょう。かたい場合はペンチを使用して取り付けます。

支持金具をビスで固定します。


今回は新規で取り付けていますが、既存の雨樋と交換する場合は、古い金具を取り外した穴に防水用のシーリング材を充填しましょう。新しい金具は既存と同じ位置に配置します。
金具の間隔は、およそ80センチメートルから1メートル間隔で均等に配置します。

ステップ3:屋根樋からの曲がりパーツ(エルボ)を仮組みする
2階から降りてくる竪樋を外します。

今回なぜか引っ張っただけで外れました…。接着剤で留められていなかったようです。
もし外れない場合は、使えそうな長さでカットしてください。

計算した長さに合わせて縦樋をサンダーでカットします。


カットする部分をテープで巻いて目印にすると真っ直ぐ切れます。
切断面のバリは、やすりで綺麗に削っておきましょう。

接着剤を塗らない状態で、一度パーツ同士をすべて差し込んで仮組みします。

【ポイント】
配管を組み合わせる時は、「上から流れてくる配管が内側」 になるように重ねます。
この向きを逆にすると、接続した隙間から雨水が外に漏れ出します。

曲がりの部分をすべて仮組します。

実際に集水器から竪樋まで取り付けられるかチェックします。


配管のラインが真っ直ぐ合っているかを目視で確認します。
ステップ4:接着剤をつけて一気に本組み・固定
チェックが終わったらパーツを分解し、本組みします。
雨樋専用の接着剤を、接続する両方のパーツの薄く均一に塗布します。

接着剤が乾く前に、パーツ同士を奥まで一気に強く差し込みます。


塩ビ管の接続と同じように、差し込んだ状態で10秒から15秒間手を離さずに強く押し付けます。
あとは集水器から竪樋までつなげて終了です!


上から水を流し、継ぎ目から水漏れがないことを確認して完成です。
まとめ:安全を確保すれば縦樋は自分で直せる!
いかがでしたでしょうか? 一見難しそうな雨樋の修理ですが、構造と手順さえ理解すれば、6mの立ち下げ交換もDIYで十分にこなせる範囲です。
今回、私は業者に頼むと数万円以上かかる工事を、わずか8,000円の雨樋材料費で完結させることができました。ベランダの垂れ流しも解消し、家回りの快適性が劇的にアップして大満足です。
安全第一で、快適な住まいを手に入れましょう!
