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窓を大掃除!!ガラス窓の外し方と、アルミサッシの黒カビ掃除の手順を紹介。

窓掃除 暮しの技術
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いつかやらなくては…と思いつつ、ほったらかしにしていた窓の掃除をいよいよ行いました。この記事ではアルミサッシのガラス窓の取り外し方と、アルミサッシにこびりついた黒カビの掃除の手順を紹介します。

掃除前の状態

この窓は北側に位置していて、冬になると結露がたまりやすく黒カビが発生してしまいます…。かなりこびりついているため、こうなると水拭きだけでは落とせそうにもありません。
この窓の横で子どもが寝ているので、このままだとアレルギーを起こしそう。それで今回は、ガラス窓を取り外し、オーバーホールすることを決意しました。

掃除前のアルミサッシ。あまりにも汚いので心臓の悪い方は見ないでください。

アルミサッシの黒カビ

用意するもの

用意するもの
  • 重曹
  • クエン酸
  • 塩素系漂白剤(カビキラーなど。頑固な黒カビ用)
  • 消毒用エタノール
  • マスキング
  • プラスドライバー
  • 霧吹きスプレー
  • 歯ブラシ(捨ててもいいやつ)または刷毛など
  • ティッシュ
  • 雑巾
  • ジョウロ
  • ゴム手袋

【注意】重曹やカビキラーは強アルカリ性のため、アルミサッシが色落ちしてしまう恐れがあります。
心配な方は、中性洗剤やオキシクリーン(酸素系漂白剤)を使ってください。この記事では黒カビが激しいため、短時間で掃除し、アルミが腐食しないよう水で洗い流すことを前提として作業しています。すみませんが洗剤についてはご自身のご判断でお選びください。

この作業でかかる時間は2時間ほどです。
つぎの項目から実際の手順を紹介します。↓↓

①マスキングテープを貼る

マスキングテープ

うちの場合、窓枠に無垢材を使用しているため、汚れが染み込む恐れがあります。それで念のためマスキングテープで養生をしました。また室内にある子どものベッドもビニールで養生し、汚れが付着しないようにしています。

②ガラス窓を取り外す。

ここから取り外し手順を紹介します。
なお、取り外し方についてはメーカーにより異なります。(だいたいどのサッシも似たような作りですが)詳しい取り外し方をお知りになりたい方は、ご自宅のサッシの製造メーカーを確認し、そのメーカーのホームページをご覧ください。

この記事で紹介するのは、「三共アルミ製 アルミサッシ マディオP」の取り外し方です。

網戸の「外れ止め」を緩める。

外れ止め

網戸や窓枠には、簡単に外れてしまわないよう「外れ止め」が付いています。取り外す際は、外れ止めのネジをプラスドライバーで緩め、外れ止めを下げる必要があります。
ネジは少し緩めるだけで十分です。
このタイプの網戸には、左右1ヵ所ずつ外れ止めが付いていました。

外障子の「外れ止め」を緩める。

外れ止め

次に外障子についている「外れ止め」を下げます。
このタイプの外れ止めは窓枠の内側に1ヵ所だけ付いていました。

外側から順に、窓枠を外していく!

外れ止めを緩めたら、いよいよ窓枠を外します。
外す際は必ず外側から順に外してください!

窓枠外し

引き違い戸の外す順番は、
①網戸
②外障子
③内障子
 です。
この順番でないと外れない仕組みになっています。
(ごくたまに室内側から外せるタイプもあります。)

外し方は下図を参考にしてください。

窓枠外し

【注意】

ガラス窓は案外重たいので、落下に注意してください!

水抜きキャップを取り外す。

水抜きキャップ

サッシのレールについている「水抜きキャップ」を取り外します。
これはプラスチックやゴムでできているパーツで、レールにハメ込まれているので、ツメなどを折らないよう慎重に取り外します。

③アルミサッシを洗浄する。

本当はカビキラーで一気に洗浄したかったのですが、ニオイが強いのとアルミの色落ちが心配だったので、今回は少しマイルドな重曹+クエン酸で掃除することにしました。

重曹とクエン酸を1:1でまぜる

重曹とクエン酸

100均で購入した重曹とクエン酸
こちらを「1:1」の割合で容器に取り分けます。

重曹とクエン酸

取り分けたら割りばしなどでよく混ぜます。

霧吹きでサッシを濡らす。

ジャックダニエルの霧吹き

霧吹きスプレーに水を入れます
ちなみにこの霧吹きスプレーは、ジャックダニエルの瓶に100均のスプレーをくっつけたもの。
洒落た美容室にありそうな、印象の強いデザインで気に入っています!

ジャックダニエルの霧吹き

黒カビがこびりついている部分にスプレーし、汚れを水でふやかします。

洗剤をかける!

重曹とクエン酸

びしょびしょに濡らしたサッシに、先ほど混ぜた重曹+クエン酸を振りかけます。
ムラにならないよう、まんべんなく振りかけてください。

重曹とクエン酸

泡がもこもこと出てきます。

重曹とクエン酸

↑15分たったときの様子です。だいぶ汚れが浮いてきました。
30分待つケースが多いのですが、今回は色落ちが心配なので15分後に作業します。

サッシを拭き上げる。

重曹とクエン酸

ティッシュペーパーを使って、泡もろとも拭き上げます。
こびりついた黒カビも、だいぶ柔らかくなっているので、ティッシュだけでも簡単に拭きとれます。
(写真は素手ですが、ゴム手袋をつけると手荒れを防げます。)

窓枠掃除

細かいところで落としきれなかった部分は、使い古しの歯ブラシや刷毛を使用して汚れを落とします。

水で洗い流す。

窓枠掃除

最後に、ジョウロに水を入れてレールに注ぎ、洗剤や汚れを洗い流してください。

レールに流した水は、水抜き穴を通って外に排出されます。室内には流れない構造になっているのでご安心を。
ただし、アパートなど下に住人がいる場合には、汚水が流れ落ちてご近所トラブルになってしまいます。その場合には水洗いはせず、雑巾でしっかりと水拭きしましょう。

窓枠掃除

洗浄前とくらべ、頑固な黒カビの姿は無く、ピカピカの新品のような輝きを取り戻しました。
スッキリです!!

④ガラス窓を洗浄する。

塩素系漂白剤を用意。

カビハイター

塩素系漂白剤を用意します。今回は買い置きがあったカビハイターを使用。
作業は浴室で行いました。浴室のカビも落とせて一石二鳥です!

塩素系漂白剤を吹きかける。

ガラス窓掃除

取り外したガラス窓にカビハイターを吹きかけます。

水抜きキャップ

取り外した水抜きキャップもカビハイター漬けにします。

水で洗い流す!

5分ほどたったら水で泡を洗い流しましょう。
塩素系漂白剤は強力なので、水洗いするだけで黒カビが流れ落ちます。

泡が残ってしまうと、アルミサッシの色落ちの原因となります。
ガラス窓の溝部分も含めて、しっかりと洗い落としてください。

ガラス窓掃除

洗い終わったガラス窓は、乾いた雑巾で拭き上げてから乾燥させましょう。

⑤ガラス窓などを元に戻す。

水抜きキャップを取り付ける

ガラス窓掃除

水抜きキャップをもとの位置に取り付けます。
取り付けるときは向きに注意しながら、ツメを折らないよう慎重に取り付けましょう。

内側から順に、窓枠を取り付けていく!

ガラス窓取付
※画像は掃除前のものです。

取り外した時とは逆に、取り付けは内側から行います。

サッシに窓枠をはめるのも、取り外した時の逆の動きで取り付けてください。
金具の位置を確認しながら、向きを間違えないように取り付けます。

ガラス窓取付

【注意】

取り付けるときも、ガラス窓は重いので落下に注意してください!

外障子の「外れ止め」をセットする。

外れ止め
※画像は掃除前のものです。

外障子の「外れ止め」をセットしましょう!
セットは、外れ止めを最初の位置まで上げ、ネジを締め付ければOKです。

網戸の「外れ止め」をセットする。

外れ止め
※画像は掃除前のものです。

網戸の「外れ止め」をセットしましょう!
こちらも、外れ止めを最初の位置まで上げ、ネジを締め付ければOKです。

必ず外れ止めをセットしましょう!!

これを忘れると、窓が落下する恐れがあり危険です。
絶対に忘れずに作業してください。

⑥消毒用エタノールで拭き上げる。

最後にカビ予防のため、消毒用エタノールを吹き付けて雑巾で拭き上げます。
水分が付いている状態でエタノールをかけても、効果が薄れてしまうので、サッシが乾燥している状態で行うようにしてください。

⑦清掃完了!!

窓枠掃除

これで作業は完了です!!
黒カビがこびりついていた時とは、まるで別物のようにキレイになりました!
これくらい清潔になれば、子どもが隣で寝ていても安心できます。

今度は木枠にカビがでてきているので、時間がある時に防腐処理を進めたいと思いました。
また、冬になると結露しやすいので、結露対策も考えないと…。
そのあたりはまた次の機会に記事にします。

 

 

 

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