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エコキュート室外機(ヒートポンプ)から水漏れ!原因と自分で応急処置、修理代まとめ

エコキュートから水漏れ 節約&貯蓄
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エコキュートのヒートポンプユニット(エアコンの室外機みたいなやつ)から水漏れが発生しました。この記事では水漏れしてしまう原因と、自分でできる応急処置、メーカーにたのむと修理費はどのくらいかまとめました。(ここで修理する機種はコロナ:CHP-HX461DA10です)

ちなみに、家計を7万円も節約できた方法も紹介してます↓↓

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れが!

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

今回、水漏れが発生したのは、実家で使用している設置13年目のエコキュートです。最近、お湯の減りが早いなと不思議に思い、エコキュートを確認したところ、ヒートポンプユニットまわりに水たまりができるほど水漏れがおきていました。

水漏れの原因と診断方法について、以降から詳しく解説します。

ヒートポンプユニットから水漏れがおきる3つの原因を解説

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

ヒートポンプユニットから水漏れがおきる原因は、大きく3つあります。

  • 故障ではなく、正常な動作で水漏れ
  • 配管・接続部の破損による水漏れ
  • 熱交換器の穴あきによる水漏れ
kusanagi
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原因がどれなのか、診断方法を以降から紹介します。

水漏れがおきる原因を自分で診断→対処する方法

水漏れがおきる原因(概要図)

水漏れがおきる原因についてまとめました。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れの原因

後述しますが、ここでのポイントは正常な動作での水漏れもあるということ。正常か異常かの見分け方は、ヒートポンプユニットから「常に」水が出ているか、です。

ヒートポンプユニットから常に水が出ている場合

ヒートポンプユニットから常に水が出ている場合は、異常な水漏れのため修理が必要になります。

今回のケースがそうだったのですが、常に水が漏れていると貯湯タンクのお湯が少なくなります。そのため、使用量は変わらないのに「お湯が足りません・湯増し」のメッセージがリモコンに表示されるようになりました…。

このように水漏れがあると、使用できるお湯が足りないムダな水道代がかかる、ひどい場合は他の部品が水に濡れて故障してしまう…といったデメリットが生じます。なるべく早く処置をしたほうが良いでしょう。

それぞれの原因について確認方法は次の通りです↓

① 故障ではなく、正常な動作で水漏れ

確認方法:
濡れているのが一時的で、時間とともに乾いてなくなる場合は正常。

エコキュートの沸上げ運転中、また、沸上げ停止後しばらくの間は、ヒートポンプユニットの熱交換器(空気)の温度が低くなり結露水が発生します。その結露水がヒートポンプユニット下部にあるドレンから排出されます(エアコンのドレンホースから水がでるのと一緒です)。また、寒い時に熱交換器の除霜のため、溶けた水が出る場合もあります。

この場合、ヒートポンプユニット下部のドレン(排水口)またはドレンホースの先から「ポタッ…ポタッ…」と垂れる程度の水が流れ、結露や除霜の水がなくなると水は止まります。この場合は故障ではなく正常な動作ですので安心してください。

しかし、ドレンから接続されているドレンホースに穴が開いている、またドレンホースの詰まりから排水がうまくいかず、ドレン以外の場所から水漏れしたり、思わぬところで水たまりができてしまうことがあります。その場合は、ドレンホースを交換するか、詰まっているゴミを取り除くと改善できます。

ドレンホースはエアコンの部材を使用できます。交換する場合は耐候性のものを選ぶと長持ちしますよ。サイズは基本φ14が多いですが、ユニットによって異なる場合がありますので、お使いのヒートポンプユニットを確認して購入してください。

② 配管・接続部の破損による水漏れ

確認方法:
配管・接続部から水漏れがないか目視で確認。

kusanagi
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「チョロチョロ…」と流れるほどの水量であれば、明らかに異常な水漏れなので、

 ②配管・接続部の破損による水漏れ

 ③熱交換器の穴あきによる水漏れ

と断言してもよいでしょう。もちろん「ポタッ…ポタッ…」と垂れる程度でも、漏れがいつまでも止まらない場合は、配管や接続部、熱交換器の水漏れの可能性があります。

【配管の確認】
ヒートポンプユニットには、貯湯タンクから行き来する2本の配管があります。1本は給水配管から冷たい水が送られ、ヒートポンプユニットで加熱してお湯にしたら、もう1本の配管で貯湯タンクに戻します。この配管が長年の使用で劣化したり、何かの衝撃で傷つくと水漏れの原因となります。ごくまれにですが凍結による膨張で配管が破損することもあるようです。もし配管から水漏れしている場合は、メーカーか、販売元、街の水道屋さんに依頼すれば修理してもらえます。保証期間内であれば無償で直してもらえる場合もあるのでチェックしてみてください。

kusanagi
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通常は凍結するような気温になると、ヒートポンプが自動運転して凍結を予防します。しかし、電源をOFFにした、停電があった場合などは凍結で配管が破損した可能性もあります。そのような心当たりがあれば配管を調べてみましょう。

【接続部の確認】
また、ヒートポンプユニットを移動させたり、地震などの揺れで衝撃や無理な力がかかってしまうと、接続部から水漏れが起きてしまうことがあります(施工時の締め付け不良ということもあるようです)。

もし、接続部から水漏れが起きているようなら、サイドカバーを取り外してみましょう。通常サイドカバーは、ツマミまたはビス1本を外し、カバーを下にスライドさせると外せます↓↓

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

サイドカバーを外すと、ヒートポンプ配管の接続部が出てきます。それぞれの接続部から水漏れがないか確認してください。下画像にある接続部から水漏れが起きているようなら、配管の交換、またはシールテープを巻きなおすことで水漏れを修理することができます。ここもメーカーか、販売元、街の水道屋さんに依頼すれば修理してもらえます。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

 

③ 熱交換器(水)の穴あきによる水漏れ

確認方法:
ヒートポンプユニット下部のドレン、またはドレンホースから絶えず水が流れ出ている。

ヒートポンプユニットには大きく2つの熱交換器があり、水漏れが発生するのは、実際にお湯をつくる熱交換器(水)の不具合になります。

この熱交換器(水)には、給水管から送られる水が、細い銅管の中を流れながら温められお湯になるのですが、長年使ってくると金属が腐食したり、肉やせして小さい穴(ピンホール)が開いてしまうことがあります。そうなると、熱交換器(水)から水漏れが発生し、ドレンやドレンホースからチョロチョロと常に水漏れがおこる原因となります。

こちらが今回、水漏れの原因となった熱交換器(水)。水漏れの跡がついているのが分かります。写真では分かりにくいですが小さい穴が開いていました。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

また、熱交換器(水)のほかにも(製造メーカーにより)ヒートポンプユニット内部に接続部があって、そこのパッキンから水漏れがおこるケースもあるようです。

いずれにしても、ヒートポンプユニット内部の水漏れの場合は、メーカー修理が必要になります。街の水道屋さんでは部品の入手が難しいので、メーカーまたは販売元の修理窓口に問い合わせましょう。保証期間内であれば無償で直してもらえるのでチェックしてください。

ヒートポンプユニットの水漏れの修理費について

今回の熱交換器(水)の修理費ですが、コロナ「CHP-HX461DA10」の場合、メーカー修理業者の出張料、技術料、税込みで約10万円でした。5万円が部品代、残り5万円はガス冷媒費や出張料、技術料、消費税です。もし電子基板も濡ていたら交換でプラス7万円かかるとのこと。

また、あくまで目安ですが、配管交換なら1万円~数万円ほど。パッキンや接続部の交換は1万円~10万円ほど見ておいたほうがよさそうです。

kusanagi
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保証が切れているため手痛い出費でしたが、新品に買い替えるよりは10万円で済んで良かった、と前向きに考えることにしました…。

ヒートポンプユニット水漏れの、自分でできる応急処置

貯湯タンクの漏電ブレーカーをOFFにする
水漏れの具合によっては漏電などの危険もあります。必ず修理業者が来るまで漏電ブレーカーをOFFにしましょう。漏電ブレーカーは貯湯タンクに取り付いています。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

エコキュートの止水栓を閉じる
水漏れが続いた状態だと、エコキュートの他部品も水に濡れてしまい、波及して別な不具合も発生する可能性があります。また、修理業者が来るまでの間、水が漏れっぱなしでは水道代もかかってしまいます。エコキュートは使用できなくなりますが、一時的にエコキュートへの給水を止めることが大切です。

しかし、水道全体の元栓を止めてしまうと、キッチンやトイレで水が出なくなり不便です…。その場合、エコキュートの貯湯タンクにある給水専用の止水栓を閉じるようにしましょう。手順は以下の通りです↓

①配管カバーがある場合は、ネジを外し、配管カバーを取り外します。
まず、プラスドライバーでネジを外します。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

そして配管カバーを下にスライドさせ、貯湯タンクから取り外します。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ
kusanagi
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カバー端面で手を切らないよう注意してください!

②給水専用の止水栓を閉じます。
給水専用の止水栓を確認します。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ
kusanagi
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止水栓の取付位置は機種で異なります。必ず取扱説明書を読んで取付位置を確認してください!

時計回りに回し、横にしっかりと止水栓を閉じます。

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れ

これで応急処置は完了です!!

kusanagi
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修理業者が来たら、必ず漏電ブレーカーをOFFにしていること、止水栓を閉じていることを忘れず伝えてください!

エコキュートの水漏れについて対処法まとめ

エコキュートのヒートポンプユニットから水漏れがおきてしまう原因について、診断する方法と、応急処置、メーカーに頼むと費用はどのくらいかまとめました。ぜひこの記事を参考に、各事象を調べてエコキュートから水漏れがおきてしまう場合の原因と対処方法を試してみてください。

ちなみに、家計を7万円も節約できた方法も紹介してます↓↓

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