部屋をスッキリと広く見せるロールスクリーンですが、自宅の窓にピッタリあうサイズが見つからないことも多いと思います。かといってオーダーサイズだと値段も倍以上かかってしまうことも…。それで今回は、ニトリで販売されている安価な既成サイズのロールスクリーンを、DIYでお好みのサイズにカットする方法を試してみました。ついでにチェーンを右側から左側に移動する方法も紹介します。ロールスクリーンのサイズを調整したい方、チェーンを移動したい方はぜひご参考になさってください。
※紹介しているロールスクリーンはニトリで購入したものですが、予告なく仕様が変わる可能性があります。すみませんが参考にされる場合は、仕様をご確認のうえ自己責任でお願いします。また、あくまで素人作業です。メーカー保証の対象外となる恐れがありますでのご注意ください。
ちなみに、家計を7万円も節約できた方法も紹介してます↓↓
現状のロールスクリーン
ニトリで購入したサイズが幅180cm×丈220cm、ホワイトのロールスクリーン。取り付けたい窓の幅が177cmしかなく、ロールスクリーンの幅が長いため取り付けられません…。
そのため今回は、全体の幅を3cmカット。ついでに使い勝手を考えてチェーンも左側に移動することにしました。
ロールスクリーンは希望するサイズより長いものを用意してくださいね!
必要な道具
- プラスドライバー
- メジャー(採寸)
- サインペン
- ディスクグラインダー または 切断機
- ハサミ(スクリーンを切ります)
- ペンチ
「ディスクグラインダー または 切断機」と書きましたが、アルミや鉄を切れるものなら大丈夫です。なんなら時間はかかりますが金ノコでもOK!
ロールスクリーンの分解
①ネジを2本外し、左右のサイドカバーを取り外す。
プラスチック製のカバーが取り付いているので、プラスドライバーを使用しネジを外しましょう。サイドカバーを外すとフレームとスクリーンが分離できます。
片側が外れれば、スクリーンはフレームから分離できるのですが、両方のサイドカバーを取り外しておくと作業がラクになります。
②スクリーンの両端のキャップを取り外す。
スクリーンのアルミ軸の両端に取り付いているキャップを、手で引っ張って取り外します。
チェーンのある右側も同様に取り外します。
チェーンを左側に移動するだけの場合、サイドカバーとキャップを入れ替えれば完了です。
③軸からスクリーンを取り外す。
キャップを外した後、スクリーンをスライドさせて軸から抜き取ります。
位置が分からなくなるのを防ぐため、スクリーンと軸に、サインペンで印をつけておくと組み直すときに便利です。
④下側の軸のキャップを取り外す。
スクリーンの下側の軸に取り付いているキャップを、手で引っ張って取り外します。
⑤下側の軸からスクリーンを取り外す。
上の軸と同様、キャップを外せば、スクリーンをスライドさせて軸から抜き取ることができます。
ロールスクリーンの切断
①フレームと軸2本の切断する箇所に墨付けする。
今回、ロールスクリーンのサイズを3cmカットしたいので、フレームと軸2本も3cmカットします。メジャーで採寸し、カットする部分にサインペンで墨付けします。
こんな感じでそれぞれ墨付けしてください。
②切断する。
切断機やディスクグラインダーなどを使用して、それぞれ切断します。
③切断面のバリを取る。
切断面にできるバリは必ず取り除いておいてください。そうしないと組み直すときに邪魔になりますし、何より危険です。
砥石の面を利用して、軸の外側にできたバリを削り取ります。
軸の内側に生じたバリも、ペンチなどを利用して取り除いておきましょう。
④スクリーンの切断部分に墨付けする。
スクリーンも3cmカットするので、メジャーで採寸しサインペンで墨付けします。
ロールスクリーンのフレームを定規代わりにするとまっすぐ墨付けすることができます。
⑤スクリーンを切断する。
はさみを使ってスクリーンを切断します。
参考:フレームや軸の構造について
フレームや軸を切断すると元に戻せるのか心配かもしれません。実はフレームや軸は、どこを切ってもキャップやサイドカバーを取り付けられる構造になっています。金太郎あめのように、どこまでも形状が同じなので好きなサイズにカットすることが可能です!
ロールスクリーンを組み直す
①スクリーンを軸に取り付ける。
切断が終わったら、上下の軸にスクリーンをスライドして取り付けます。
スクリーンを取り付ける際は、上下の位置を間違わないように注意してください。また、スクリーンにはガイドが付いていますので、上記の画像のように、軸のセパレーターにガイドの平らな部分が合うようにスライドさせるのがポイントです!
②キャップとサイドカバーを取り付ける。
スクリーンを軸に取り付けたら、それぞれの軸にキャップを戻します。その後、サイドカバーを取り付けて、スクリーンとフレームを組み直します。
チェーンを左側に移動させる場合は、上記画像のように組み付けます。チェーンをそのまま右側にしたい場合は、もとの右側に組み付けてください。
完成!!
できました!!カットしたのが3cmなのでパッと見は分かりにくいですが、しっかり幅177cmになっていました。チェーンも左側に移動完了です。
取り付けとチェーンの調整
①ブラケットをネジで取り付ける。
ロールスクリーンを取り付ける面に、ブラケットをネジで取り付けます。その際には「つまみ」のあるほうを室内側にして取り付けてください。
※画像のブラケット、汚くてすみません…。
ニトリのロールスクリーンは、サイズ幅によってブラケット数が変わってきます。基本は両端に2個設置しますが、165cm、180cm幅のロールスクリーンは、両端と中央の3個設置します。
②ロールスクリーンをブラケットに取り付ける。
ロールスクリーンのフレームを、ブラケットのフックに引っ掛け、「カチッ」と音がするまで取り付けます。
サイズもOK。窓枠にピッタリ収まりました!!!
③チェーンのストッパーを調整する。
最後に、チェーンに付いているストッパー位置を調整します。ペンチなどで破損しないよう取り外し、スクリーンが降りきったあたりで止まるよう、ストッパーを取り付けてください。
まとめ
今回の記事では、ニトリで販売されている安価な既成サイズのロールスクリーンを、DIYでお好みのサイズにカットする方法と、ついでにチェーンを右側から左側に移動する方法を紹介しました。作業は約2時間ほど。思ったより簡単にサイズカットでき、高いオーダーサイズを買わなくて済んだので大満足です。ロールスクリーンのサイズを調整したい方、チェーンを移動したい方はぜひご参考になさってください。
※紹介しているロールスクリーンはニトリで購入したものですが、予告なく仕様が変わる可能性があります。すみませんが参考にされる場合は、仕様をご確認のうえ自己責任でお願いします。また、あくまで素人作業です。メーカー保証の対象外となる恐れがありますでのご注意ください。
ちなみに、家計を7万円も節約できた方法も紹介してます↓↓