この記事では陶芸で有名な栃木県益子町で、電動ろくろを使った陶芸体験について、予約から実際の体験の流れまで詳しく記事にしました。家族で陶芸体験をしてみたい人向けに、ポイントや注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
陶芸体験には種類がある
ひとくちに陶芸体験といっても、いろいろな体験パターンがあります。
大きく3パターンに分かれます。
1.絵付け体験
絵付け体験とは、成形されたマグカップや茶碗などに絵筆と陶彩パステル(陶芸クレヨン)などを使って好きな絵や模様を描くことができる体験です。
簡単にできるので、ちいさなお子さんでも絵付け体験を楽しむことができます。
絵や模様だけでなく、子どもの手形をつけると思い出のお皿ができあがります!
益子焼をキャンバスにして、オリジナリティあふれる自分だけの器をデザインしてみてください。
詳しくはこちら↓
絵付け体験プランの目安です。
費用:900円~
所用時間:1時間~
対象年齢:3歳くらいから
※お店により異なります。
2.手びねり体験
手びねりとは、電動ろくろといった機械を使わず、自分の手で土をこねて器をつくるのが特徴です。
お子さんは粘土遊び感覚で楽しむことができ、手作りならではの自由で温かみある器が作れるので人気です。
電動ろくろと比べると比較的難易度は低く、対象年齢も低めなので家族みんなで楽しめます。
詳しくはこちら↓
手びねり体験プランの目安です。
費用:2,000円~5,000円
所用時間:1時間~
対象年齢:6歳くらいから
※お店により異なります。
3.電動ろくろ体験
モーター付きの電動ろくろを使う体験です。
台を回転させることで、その遠心力を利用して整った円状のうつわができあがるのが大きな特徴です。
力加減が少々難しく成形に失敗することもありますが、講師がサポートしてくれるので、そこまで心配は不要です。慣れてくると上手に形ができあがるので、達成感と満足感が半端ないです。
何より回転してる粘土を成形するという、非日常体験で子どももおとなも大興奮です。
詳しくはこちら↓
電動ろくろ体験プランの目安です。
費用:3,000円~5,000円
所用時間:2時間~
対象年齢:6歳くらいから
※お店により異なります。
今回はこの中でも、一番「陶芸家」感が高い、電動ろくろ体験について詳しく紹介していきます!
電動ろくろの陶芸体験に予約は必要?
結論から言うと、予約は必要です。
予約に空きがあれば、飛び込みでもできる場合がありますが、陶芸教室では電動ろくろや、陶芸の粘土など前もって準備が必要です。
また、電動ろくろは講師がサポートする必要があるので、生徒数がいっぱいの場合は体験できないこともあります。
必ず事前に予約をしておいたほうが安心ですし、お店側も準備ができて助かります。
益子で陶芸体験するならここ!
益子には陶芸体験ができる窯元はたくさんあります。
その中でもアソビュー!で人気のある3つの陶芸教室を紹介します。
各リンクから予約することができます。
今回、うちがお世話になったのは一番上の長谷川陶苑さんです。こちらで体験したこと、教わったことを紹介していきます。
陶芸体験の前に準備すること
服装について
普段着で体験できますが、基本的に汚れても良い服、靴を用意しましょう。ろくろを回しているときに、泥がはねて服や靴に付いてしまうことがあります。
手首あたりまで泥だらけになるので、袖がまくれる上着を選ぶと安心です。また、足を開いてろくろを回すので、スカートではなくパンツスタイルで行くようにしましょう。
陶苑によっては電動ろくろのペダルを踏むタイプの場合もあるので、ヒールの高い靴だとうまく操作できないことも。スニーカーなど操作しやすい靴がおすすめです。
腕時計やアクセサリーは、実際にろくろを回す時に外しておくと安心です。また、ネイルしててもできないこともないですが、ツメが長いと体験中は気を使います…。ツメを短く切れるなら切っておくと良いかもしれません。
事前の練習は不要です
初めてだと失敗しないか心配になりますが、体験中は講師がレクチャーしてくれるので、そのとおりにやればけっこううまくいきます。そのため、前もって勉強しなくても大丈夫です。もちろん予習しておいてもOKですが。
体験中に万が一、粘土が崩れそうになった時は、講師が元に戻してくれたり、ダメージが最小限になるようサポートしてくれるので安心です。
前もって作りたい器をイメージしておこう
どんな器を作りたいか、前もって家族で話し合っておくと良いです。
電動ろくろのまえに座ってから「何を作ろう?」だとちょっと遅いかも…。なぜなら、作りたいのが皿なのか、茶わんなのか、湯飲みなのかで、講師がレクチャーする粘土の形が変わってくるので。
講師から「何を作りたいですか?」と聞かれたときに、子どもが(おとなも)答えられるように前もって作りたい器を決めておきましょう。
実際の陶芸体験の流れ
ここでは益子の長谷川陶苑さんで、電動ろくろの陶芸体験したときの流れを紹介します。
10:15 長谷川陶苑さんに到着。
今回10:30から予約していたので、お店の人に声をかけたら、ろくろ体験の受付は5分前からとこのと。そのため、まずはトイレを済ませ、店内をぶらぶらしながら待機します。
10:25 受付をしたら作業場に入ります。決められた席に移動します。
イスの上に用意されたエプロンを腰に巻きます。
アクセサリーや腕時計をしていたら、このタイミングで外しておきます。かごが用意されているので上着やかばんなども置いておきます。
10:30
いよいよ電動ろくろ体験がスタート。
席に座って講師の説明を聞きます。
体験者全員への説明が終わったら、今度はマンツ―で、講師が作りたい陶器をヒアリングします。
うちの子は「お茶碗がつくりたい!」と伝えると、講師がお茶碗になるよう原形を用意してくれました。
そのあとは、講師のアドバイスどおりに電動ろくろを回して、器の形を作っていきます。
回転する粘土に手を添えていくと、だんだんとお茶碗の形ができてきました!
1個目完成!
講師が糸を使って、ろくろ台から器を切り離してくれます。
ここの体験は、ろくろの粘土がなくなるまで体験することが可能。せっかくなので家族みんなで交代して体験します。
けっこうな速さで粘土は回転しているので、力の具合によっては偏ったり崩れてしまうことも…。粘土が崩れたときは講師にお願いすると修復してくれます。
いろいろなお皿が出来てきました。
子どもたちは粘土がなくなるその瞬間まで、ろくろを回し続けます…。
自分の手で作り出す楽しさを感じてしまうと、ずっとやってたい気持ちになるんですよね。
11:40
体験が終わったら、外にある流しで手を洗います。
手を洗い終わったら、最終的に焼く器を選びます。体験コースによって焼いてもらえる枚数は決まっていますが、料金追加で枚数を増やすこともできます。
また、焼いてもらう器の「釉(うわぐすり)」も一緒に選んでいきます。色見本があるので、それを参考にして焼き上がりのイメージをつけましょう。
用意されている札に、日にち、名前、釉の色、器の種類(湯呑、茶わんなど)を書きます。
そして、札を焼いてもらう器の横に置きます。
11:50
体験終了!!
最後にお店のほうで体験の支払いをします。また、焼きあがった器について、郵送にするか取りに来るかを選びます。約2か月後に出来上がるとのこと。
長谷川陶苑さんのにゃーさんに挨拶してから帰りました。
今回は大変おせわになりました。ありがとうございます。
後日、焼き終えた陶器たちがわが家に
2か月後に「焼き終わりました」と長谷川陶苑さんから電話がありました。益子方面を通る予定があったので、その足で陶器たちをピックアップ。
無事にわが家に電動ろくろで作った陶器たちがやってきました。うわぐすりをかけてもらい、キレイに焼きあがった陶器たち。
さっそく夕食で使用。子どもたちも「自分で作った器で食べるのサイコー」と盛り上がりました!
食卓に、わが家オリジナルのアイテムがあるのは、なんか嬉しいですよね。
家族で電動ろくろを体験しよう!
栃木県益子町の電動ろくろを使った陶芸体験について、予約から実際の体験の流れまで、詳しく記事にしました。電動ろくろをしてみたい人は、ぜひこの記事を参考に、家族で楽しい陶芸体験を計画してみてください。
↓今回の体験をした長谷川陶苑さんの体験コースや料金について詳しくはこちら。
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