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中学生の海外派遣事業に合格する方法:作文&面接の具体例を紹介

中学生の海外派遣の作文と面接のポイント 子どもと学ぶ
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中学生にとって自治体が支援する海外派遣事業は、異文化体験や英語力向上など、多くの学びを得る絶好のチャンスです。それに、渡航費用も自治体で支援してくれるケースも多いですし、個人旅行では難しいホームステイなど、リアルな異文化交流も経験できます。

しかし、海外派遣の応募に合格するために、作文や面接といったステップをクリアする必要があります…。

この記事では、選考に合格するための具体的なコツを紹介します。あなたの夢を(保護者なら子どもの夢を)実現するために、ぜひ参考にしてください!

この記事は実体験をもとしています。そのため、自治体によって応募内容や合格基準が異なる場合があるのでご了承ください。あくまで参考程度に。

中学生の海外派遣に参加することのメリット

中学生が海外派遣に参加することには、以下のようなメリットがあります!

  • 異文化体験: 初めての異文化への気づきと、ホームステイでの新鮮な驚きなど、未知なる経験を面白いと感じることより視野が広がります。
  • 英語力向上: 実際に英語を使ってコミュニケーションすることで、教科書では学べない、生きた英語を体験することができます。
  • 積極性と自信: 異国での生活は勇気が必要です。怖気づくことなくコミュニケーションをとらないと生活できないので積極性が身につきます。そしてその体験が自信へと繋がります。
  • できない自分への対峙と成長: 楽しかったという体験の一方で、「うまく伝えられなかった…」という悔しい気持ちや不甲斐なさが「成長したい」という気持ちのバネになります。
  • 進路への影響: 海外派遣での体験により、「海外で働きたい」など、世界を視野に入れた自分の将来をイメージするようになります。
kusanagi
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このように、海外派遣は人生に与えるインパクトが大きいです。そして、このメリットを感じ、説明できることが、選考に合格するポイントでもあります。

海外派遣プログラムの応募資格

中学生の海外派遣プログラムについて、応募資格は自治体によって異なります。それぞれの自治体からの案内によく目を通しましょう。ここでは一般的な応募資格について紹介します。

  • その自治体に住んでいること。
  • 保護者の了解が得られること。
  • 心身共に健康であること。
  • 協調性があり、規律ある団体行動ができること。
  • 学校行事(部活や委員会など)に積極的に参加していること。
  • 異文化に興味関心があること。
  • 帰国後、その経験を生かすための具体的な考えがあること。
  • 事前・事後研修に参加できること。
  • ある程度の英語力があること。
kusanagi
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よく「自分は英語力がないから行けないな…」という人もいます。もちろん、英語が嫌いな人は向かないですが、英語力が少なくても意欲があれば合格となる自治体もあるので、英語力がないと思わず思い切ってチャレンジすることをオススメします。

作文の書き方

自治体によっては、書類選考のため作文の提出を求める場合があります。作文のテーマについて多いのは以下の3点です。

  • 志望動機
  • 派遣期間中に行いたいこと
  • 帰国後、派遣経験をどのように生かすか

まずは自治体の案内に書かれている作文のテーマをよく理解しましょう

そして、与えられたテーマに対して自分の考えを整理するのが大切です。例えば、「なぜ海外派遣に参加したいのか」についてがテーマなら、「英語を勉強したいから」といった自分の考えを書き出してみると、整理しやすくなります。

自分の考えを書き出したら、それを裏付ける具体的なエピソードを考えます。そうすることで文章に説得力が増します。例えば、「小学校の時に英語のスピーチコンテストで優勝した経験」など、オリジナルの体験を書くと読み手に伝わる作文になります。

この作文は、自分の言葉で書くことが大切です。思っていないことを書いてしまうと、書類選考後の面接の際に、作文と回答で矛盾が生じてしまう危険性もあります。そして何より、偽りのない自分の思いを伝えることで、審査員の心に響く作文が書けます。

作文の参考例

志望動機等の作文について、以下に参考例を記載します。この文面でだいたい作文用紙2枚(800字程度)です。

※以下はあくまで参考例です! 構成や言い回しの参考として活用し、決してマルパクリしないでください。

海外派遣事業の応募について

○○中学校 3年 くさなぎ

私はこのたび、ニュージーランドで行われる中学生海外派遣事業に応募することにしました。この作文を通して、私の志望動機と派遣期間中に行いたいこと、そして帰国後に派遣経験をどのように生かすかをお伝えします。

まず、志望動機についてです。私は英語が好きで、学校の英語の授業や、英検のテスト勉強を通じて、基本的なコミュニケーション能力を身につけてきました。しかし、英語圏の人々と直接交流することでしか得られない実践的な英語力を身につけたいと思いました。また、異文化に触れることで、異なる価値観やライフスタイルを理解することができると考えています。これらの経験は、将来の私にとって大きな財産になると信じています。

次に、派遣期間中に行いたいことについてです。まず、ホストファミリーとの交流を通じて、日常生活の中で自然な英語を学びたいです。特に、家庭での食事や買い物、休日の過ごし方など、日常生活の中で使われる英語を身につけたいです。また、現地の学校での学習体験を通じて、ニュージーランドの学習方法を体験し、日本との違いを感じ取りたいと考えています。さらに可能であれば、観光地や歴史的な場所を訪れることで、現地の文化や歴史に触れてみたいと願っています。

最後に、派遣経験をどのように生かすかについてです。帰国後は、派遣で得た経験を友達に共有し、国際交流の大切さを伝えたいです。また、英語力をさらに向上させるために、外国人観光客への観光案内などボランティア活動も行っていきたいです。そして、将来的には、国際的な視野を持つ人材、例えば通訳や英語教師など、社会に貢献できる人になりたいと考えています。

以上の理由から、私はニュージーランドでの中学生海外派遣事業に強い意欲を持っています。この貴重な機会を通じて、多くのことを学び、自分自身を成長させたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

kusanagi
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作文を書き終えたら必ずコピーしておきましょう! 面接時に回答が矛盾しないよう練習で使用します。

面接にあたっての準備

書類選考が通ったら次は面接です。事前に次のような準備をしておきましょう。

  • 予想質問をリストアップ: どのような質問がされるかを予想し、それに対する答えを準備します。「なぜ派遣事業に参加したいのですか?」など、よくある質問を想定しておくと良いです。
  • 提出した作文を読み直す: 作文で書いた志望動機などを面接で答えるように準備しておきましょう。作文では志望動機を「英語の勉強がしたい」と書いたのに、「現地で美味しいものを食べたい」と答えてしまうなら不一致が生じますので…。
  • 自分のアピールポイントをまとめる: 面接では、自分がいかに派遣事業にふさわしいかアピールすることが重要です。自分が学校や地域で活動しているアピールポイントを書き出し、質問の回答に添える具体的なエピソードを考えておきましょう。
  • 現地について情報収集する: 海外派遣への興味を確認するため、前もって調査をしているか尋ねられることが多いです。派遣先の文化や歴史など、事前に調べておきましょう。また、国際ニュースをテレビやインターネットで見ておくのも大切です。
  • 模擬面接を行う: 家族や友人に協力してもらい、模擬面接を行いましょう。実際の面接と同じように、ドアの開け方や挨拶、イスの座り方など、礼儀作法を前もって練習することで、本番の緊張を和らげることができます。

実際にあった面接での質問集

自己紹介など(日本語)

  • 自分の学校名と学年と名前を教えてください。
  • 海外派遣事業に志望した動機は何ですか。
  • あなたは現地に行ったら、何がしたいですか(何を学びたいですか)。
  • 現地について歴史や文化など知っていることを答えてください。
  • ホームステイ先でどのようにふるまいますか。
  • 言葉が通じない時はどうしますか。
  • 海外派遣事業をより良いものにしていくため、あなたはどう進めますか。
  • 参加する他の中学校の生徒たちとどう協力しますか。

英語での質問(英語)

  • How are you today? (お元気ですか?)
  • What food do you like? (どんな食べ物が好きですか?)
  • Please introduce me to the teachers at your school. (あなたの学校の先生を紹介してください)

日常生活の質問(日本語)

  • 何の部活に所属してますか。
  • 部活の一番の思い出は何ですか。
  • 委員会での役割は何ですか。
  • 委員会であなたが新しく提案したことはありますか。
  • ボランティア活動(地域活動)はしていますか。
  • 世界各地で戦争が起きているのを知っていますか。
  • 戦争についてあなたはどう思いますか。
kusanagi
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面接官は3,4人ほどのケースが多いです。自己紹介担当、英語担当、日常生活担当、ただじっと観察する担当など、役割ごとに面接官が決まっていることがあります。

面接で回答するときのポイント

自治体が行う海外派遣事業での面接は、日本語の質問が多い傾向があります。もちろん英語の質問もされますが、簡単に答えられる内容が多いです。そして、英語での質問の場合、英語力よりもパッと答えられるかを見ているようです。また、質問に対し、発音よりも的確に回答できるかも見ているようでした。シンプルに知っている単語で勝負してください。

面接では、ざっくりとした質問から、具体的に掘り下げて質問してくることが多いです。これは面接でよくあるパターンですが、抽象的な質問を投げかけることで、思考力や表現力を問われます。そして、次に具体的に教えてほしいと尋ねることで、その回答が本当にそうなのか、根拠を示させようとします。この場合は、正解がない質問が多いので、正しい答えは何か?と考え込んでしまったり「分かりません…」と答えてしまうのはNGです。思い付きでもいいので、自分の考えを即座にまとめ、その理由を明確に伝えるのがポイントです。

たいてい、市役所や教育委員会の人たちが面接官になります。そのため、自己主張が強すぎて目立つタイプよりも、自主性と協調性のバランスがよいタイプを好む傾向があります。ですので、自分の意見をハキハキと話しつつも、「他の生徒たちと一緒に活動したい」といったチームワークや、面接官への感謝や敬意を強調したほうが印象が良いです。要は「この子に海外派遣を体験してほしいな」と思わせられるかが重要です。

kusanagi
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最終的には「海外に行ってみたい!」「海外での体験を社会に役立てたい」というノリと勢いで面接に望むことも大切です。そういった想いを持つなら、言葉や表情、雰囲気に現れるので、結果、面接官にしっかりと伝わります。プレゼンでは大切なポイントですね。

作文と面接を攻略して、海外派遣に選ばれよう

今回の記事では、選考に合格するための具体的なコツを紹介しました。

海外派遣の応募に合格するために、作文や面接といったステップをクリアする必要がありますが、異文化体験や英語力向上など、多くの貴重な学びを得る絶好のチャンスです。それに、渡航費用も自治体で支援してくれるケースも多いので、行けるなら行ったもん勝ちですよ。

ぜひこの記事を参考に、あなたの夢を(保護者なら子どもの夢を)実現してください!

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