近年、子どもがスマホを持つケースが多くなってきました。友達とのコミュニケーションや学習アプリの活用など、スマホが必需品になる一方、費用面で頭をかかえる親も多いのが現実です。
この記事では、格安で子どもにスマホを持たせる方法について詳しく解説します。
特にこの記事では、格安SIMで有名な楽天モバイルを契約する手順について、分かりやすく紹介していきます!
もちろん子どもだけでなく、大人のスマホ料金を下げる参考にもなりますよ!
格安で子どものスマホをゲットするポイントは?
ポイント① キッズ携帯より格安SIMがおすすめ
キッズ携帯は、位置情報の共有や、通話制限など安心機能が充実している一方、料金プランが割高で、キャリアの選択肢が限られてしまいます。
それに対し、格安SIMを利用するなら低価格で自由度の高いスマホを使用することが可能です。
たとえば、格安SIMを利用すると以下のメリットがあります。
- 料金が安い:条件がありますが、楽天モバイルなら実質480円/月から利用可能で、経済的な負担を軽減できます。
- 柔軟性が高い:成長に応じて必要なアプリや設定を自由に追加・変更できます。
- 家族間での利便性:格安SIMならLINEも利用でき、家族間の連絡手段として便利です。
これらの理由から、格安SIMはコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
子どもがスマホを持ちたい理由は「友達とLINEをしたい」からがほとんど。キッズ携帯だとアプリが入れられないし、タブレットだと電話番号がないので登録できず…。やはり、格安SIMでスマホを使うのが一番手っ取り早いです!
ポイント② スマホ端末は中古で用意しよう
子どものスマホデビューには、新品ではなく中古のスマホを選ぶのがおすすめです。
理由の一つ目はコスト面です。新品の端末は高価ですが、中古スマホなら新品の半額以下で購入できる場合が多く、初期費用を大幅に抑えることができます。
二つ目は破損リスクへの対応です。初めてスマホを持つ子どもは端末を落としたり、誤って壊したりする可能性が高いですが、中古端末なら損害を最小限に抑えることができます。
さらに、親が使っていた端末をおさがりとして渡すのも一つの方法です。親が使い慣れた端末であれば、設定や操作のサポートもしやすく、子どもが安心して使い始めることができます。
子どもはスマホを落としたりと雑に扱うので、新品を渡すのはリスキーです…。
ポイント④ 有料オプションを付けない!
格安SIMでも、オプション設定を付けてしまうと、月額の料金が高くなってしまうこともあります。そのため、子どものスマホ費用をさらに抑えるために、オプションサービスを極力付けないことが重要です。
サブスクの動画サービスはもちろん、通話オプションやフィルタリング機能を外すなら、安く費用を抑えることができます。
うちの場合、通話オプションを付けず、LINE通話を家族の連絡手段としました。こうすることでパケット代だけで済むので、通話オプション代を削減することができます。
ポイント④ 無料のフィルタリング機能を利用しよう
キッズ携帯と違って、スマホの場合「子どもが有害なコンテンツを見てしまうのでは…」と不安になることも。また、「有料オプションだからといって、フィルタリング機能を無くしてしまうのは心配…」という人もいます。
そのような時は、端末設定のフィルタリング機能を活用することで不安を解消できます。
フィルタリング機能は、子どもを不適切なコンテンツから守るための重要な機能です。この機能を活用することで、以下のことが可能になります:
- 不適切なサイトのブロック:有害なウェブサイトや暴力的なコンテンツへのアクセスを制限できます。
- アプリの利用制限:年齢に適さないアプリのダウンロードや利用を防ぎます。
- 使用時間の管理:スマホの利用時間を制限し、健康的なデジタルライフを促進。
- 安全な検索環境:検索エンジンを子ども向けにカスタマイズし、有害情報を排除。
iPhoneやandroidに、もとから備わっているフィルタリング設定を行うことで、子どもが安心してスマホを活用できる環境を提供できます。
格安SIMは楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルは、子どものスマホデビューに最適で、「最強こどもプログラム」と「最強青春プログラム」の2つの特別プランが提供されています。それぞれの詳細を以下に紹介します。
- 最強こどもプログラム
- 対象年齢:12歳以下の子ども向け
- 月額料金:
月額1,078円(税込)でデータ通信量は3GBまで
家族割とポイント還元で実質480円/月
詳しい料金はこちら>楽天モバイル 最強こどもプログラム
- 最強青春プログラム
- 対象年齢:13歳から22歳までの子ども向け
- 月額料金:
月額1,078円(税込)でデータ通信量は3GBまで
家族割とポイント還元で実質780円/月
詳しい料金はこちら>楽天モバイル 最強青春プログラム
注意点として、18歳未満の子どもが楽天モバイルを契約すると、「あんしんコントロール by i-フィルター」が自動で設定されます(追加で330円/月かかる)。こちらは後から解約することができます。
※プランや料金は2025年1月現在のものです。
これらのプランは子どもの年齢や利用目的に応じて選択することができ、どちらも低コストで安全なスマホ利用を実現します。子どもの年齢に合ったプランを活用して、スマホデビューをスムーズに進めましょう。
楽天モバイル契約に必要なもの
楽天モバイルは、すべてオンラインで契約できます。契約前に以下を準備してください。
- 子どものメールアドレス:楽天アカウント作成で必要。
- 楽天アカウント:公式サイトで簡単に作成可能。
- 本人確認書類:子どものマイナンバーカード、健康保険証など。
- 支払い方法:保護者のクレジットカード、口座振替など。
また、本人確認書類をアップロードするのに、カメラで撮影する手順もあります。ですので、申請は保護者のスマホで行うとスムーズに進みます。
なお、申請の途中で、保護者同意書の作成が必要となります。これは、楽天モバイルのWEBサイトからPDFをダウンロードし、それを印刷して直筆の署名をします。そのため、印刷できる環境も用意しておきましょう。詳しい手順については後半で紹介します。
契約者は子ども?それとも親?
楽天モバイルでは、子ども用のプランを活用すると料金を抑えることができます。そのため、契約者を子どもにするのがおすすめです。
- 子どもを契約者にするメリット
- 楽天モバイルの子ども専用プランを適用することで、月額料金がさらに安くなります。
- 子どもの名義で管理することで、将来的に自立したスマホ利用につながります。
- 注意点
- 契約には保護者の同意が必要です。
- 支払方法として保護者のクレジットカード、または口座振替が必要です。
親が契約者になる場合と比べ、長期的にコスト削減が可能です。スマホの利用目的や、家庭状況に合わせ、最適な方法を選んでください。
楽天モバイルの申込みの流れ
ここからは、楽天モバイルを子どもの名義で契約する流れを紹介します!
- 中古端末を用意する
- 子ども用のメールを作る
- 子ども用の楽天アカウントを作る
- 楽天モバイルを申し込む
- SIMカードを端末にセット
子どもが何も持っていない状態を想定し、ゼロからスタートする流れで解説していきます。
1.中古端末を用意する
楽天モバイルを利用するには、適合するスマホ端末を準備する必要があります。まず、楽天モバイルの公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」を確認し、自分が購入を検討している端末が適合しているか調べましょう。
対応端末の一覧はこちら>ご利用製品の対応状況確認
中古のスマホ端末を選ぶ時の注意点
対応端末であることが確認できたら、信頼できる中古スマホ販売店や、オンラインショップで端末を探します。購入時には、以下のポイントをチェックしてください。
- ネットワーク利用制限の確認:ネットワーク利用制限がかかっている端末は使用できません。IMEI番号をチェックし、利用制限がないか確認しましょう。
- SIMロックの有無:SIMフリー端末を選ぶなら、格安SIMへの対応がスムーズです。
- バッテリーの状態:バッテリー容量が低下していると交換が必要になることも…。状態の良いのを選びましょう。
- 端末の損傷状態:画面の割れや目立つ傷がないか、実物や写真で確認。
- SIMカードの規格:端末がnanoSIMなど、利用予定のSIMカード規格に対応しているか確認。
- OSのアップデート対応:端末が古いとOSのアップデートがサポートされていない場合があります。この場合、LINEなどのアプリが使えなくなる可能性があるため、最新のOSアップデートに対応している端末を選ぶことが重要です。
これらを確認することで、トラブルを避け、快適に使用できる端末を選ぶことができます。
中古スマホを探すのは、品ぞろえや価格面で、圧倒的にオンラインショップが便利です。それにフィルター機能を使えば、条件にそったスマホをすぐに見つけることができます。
楽天市場やAmazonの中古スマートフォンの検索結果は、こちらからすぐに見られます。
先述のとおり、親が使い慣れた端末であれば、設定や操作のサポートもしやすいのでおススメ。また「親がiPhoneなら子もiPhone」など、親子で同じ種類の端末にするなら、ペアレンタルコントロールもしやすく便利です。
なお、保護者のスマホをおさがりで使用するときは、SIMロックを解除することを忘れないでください。docomoなどのキャリアを使用している場合、解除が必要となるケースが多々あります。
SIMロックの解除方法は、以下のリンクからご確認ください。
2.子ども用のメールを作る
楽天モバイルの申し込みには楽天アカウントが必要ですが、その作成には子ども専用のメールアドレスが必要です。
※すでに子ども専用のメールアドレスをお持ちの場合、この手順を省略できます。
新しいGoogleアカウントやApple IDを作成すると、無料でメールアドレスを入手できます。そのメールアドレスを楽天アカウント登録に利用するのがおすすめです。
メールアドレスを作成したら、子どもが自分で管理できるようになるまで、親がメールアドレスやパスワードを管理してあげましょう。
子ども用のメールアドレスの作り方は、次の記事もご覧ください。
3.子ども用の楽天アカウントを作る
楽天モバイルの利用には楽天アカウントが必要です。以下の手順で子ども用の楽天アカウントを作成しましょう。
※ここで紹介する手順は、2024年11月現在の情報です。画面や設定方法が予告なく変更となる場合もあるのでご了承ください。※以降の画像はRakuten、楽天モバイルからの出典となります。
■楽天の公式サイトにアクセスし、[楽天会員に登録する]をクリックします。
詳しくはこちら>楽天会員登録
■子どものメールアドレスを入力します。
■ユーザーIDとパスワードを設定します。
今回は[メールアドレスをユーザーIDとして使用]を選択しました。パスワードはこの後も使用します。登録したら忘れないようにメモしておきましょう!
■子どもの名前を入力し、[同意して次へ]をクリックします。
■登録内容を確認し、OKなら[登録する]をクリックします。
■登録完了です。子ども用の楽天アカウントが作れました!
子ども用の楽天アカウントを使って、楽天モバイルの申し込みが可能になります!
4.楽天モバイルを申し込む
■楽天モバイルの公式サイトにアクセスします
12歳以下の場合はこちら>楽天モバイル 最強こどもプログラム
13歳~22歳はこちら>楽天モバイル 最強青春プログラム
■[エントリーはこちら]をクリックします。
■子ども用の楽天アカウントを入力し、[次へ]をクリックします。
■パスワードを入力し、[次へ]をクリックします。
■ログインしたら[Rakuten最強プランを申し込む]をクリックします。
■[プランを選択する]をクリックします。
次からは、追加情報を入力していきます。
■子どもの誕生日と性別を登録し、[以下の規約に同意して追加内容を確認する]をクリックします。
■入力内容を確認し、OKならパスワードを入力して[会員情報を追加登録する]をクリックします。
■[続けてサービスを利用する]をクリックします。
■オプションなどを選択します。今回SIMタイプは[SIMカード]を選択しました。選択が終わったら[この内容で申し込む]をクリックします。
楽天モバイルのSIMカードはマルチサイズで、標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類に切り離して使用できます。
うちの場合、コストを最低限にするためオプションは何も付けませんでした。ちなみに、未成年(18歳未満)の場合「あんしんコントロール by i-フィルター」は自動でオプションとなります。
■子どもの氏名、生年月日、住所など、必要な情報を入力し[次へ]をクリックします。
■[同意する]をクリックします。
■契約者情報を確認します。
■保護者の氏名や生年月日などを入力し、[変更する]をクリックします。
■子どもの本人確認書類をアップロードします。
今回はマイナンバーカードを選択し、[書類を読み取る]をクリックします。
■カメラが起動するので撮影し、確認書類を読み取ります。
[書類を読み取る]をクリックすると、スマホのカメラが起動します。確認書類を撮影してアップしましょう。
■[フォームのダウンロード]をクリックします。
■同意書のPDFをダウンロードし、印刷して直筆で署名します。
■同意書をアップロードします。
署名した同意書を用意したら、[書類を読み取る]をクリックします。
■カメラが起動するので撮影し、読み取ります。
■書類をアップロードしたら、[次へ進む]をクリックします。
■電話番号を選択します。
新規の子ども用なので、[新規電話番号を取得]を選択し、3つの中から好きな電話番号を選びます。選択が終わったら[次へ進む]をクリックします。
■受け取り方法を確認し、[お支払い方法の選択]をクリックします。
■お支払方法は保護者のクレジットカードか、口座振替が選べます。今回はクレジットカードで登録していきます。
■支払いで使用するカードの番号など、必要な情報を入力し、[次へ進む]をクリックします。
■カードの登録者の氏名など、必要な情報を入力し、[次へ進む]をクリックします。
■カードの登録者の住所など、必要な情報を入力し、[次へ進む]をクリックします。
■カードの登録情報を確認し、OKなら[登録を完了する]をクリックします。
■登録内容を確認し、OKなら[この内容で申し込む]をクリックします。
■[この内容で申し込む]をクリックします。
※楽天モバイルでスマホを購入する場合は、[製品ページへ進む]を選びます。
■同意するにチェックし、[同意して申し込む]をクリックします。
■同意するにチェックし、[同意して申し込む]をクリックします。
■同意するにチェックし、[同意して申し込む]をクリックします。
■楽天モバイルの申し込みが完了しました!
5.SIMカードを端末にセット
今回11/2(土)に申し込みをしてから、3日後の11/5(火)にSIMカードが届きました。
SIMカードを後ろから指で押し上げて切り離します。
今回はiPhoneに合わせ「nanoSIM」になるよう切り離しました。
iPhoneの電源をOFFにし、SIMトレイを引き出します。
SIMトレイが出てきました。
SIMトレイにnanoSIMをセットし、iPhoneに組み込みます。
うちのiPhoneの場合は、電源をONにすると自動でソフトが更新され、Rakuten回線に開通しました!
機種によってはアップデート設定があるので、ポップアップに従って設定してください。詳しくは以下のリンクから。
楽天モバイル(楽天回線)の開通手順
補足:フィルタリングサービスを解除する
楽天モバイルでは、子どものスマホ費用をさらに抑えるために、「あんしんコントロール by i-フィルター」のオプションを解約する選択肢もあります。
詳しくはこちら>あんしんコントロール by i-フィルター
先述の通り、このサービスは未成年(18歳未満)の場合、楽天モバイルを契約すると自動でオプション設定されます。こちらを解約することで、月額330円を減らすことが可能です。
「あんしんコントロール by i-フィルター」はWEBでの解約手続きはできません。WEBサイトから不要申出書を印刷して郵送しましょう。
解約後も基本的なフィルタリング機能として、端末やアプリで設定可能な場合が多いです。ペアレンタルコントロールを設定し、子どものスマホを保護者が管理することをおすすめします。
まとめ:こどものスマホを格安デビュー!
楽天モバイルを活用すれば、ポイント還元などにより実質480円/月~という低コストで、子どもにスマホを持たせることが可能です。
そして中古スマートフォンを活用し、必要な設定を整えることで、安全で快適なスマホデビューが実現します。
この手順を参考に、ぜひ子どものスマホデビューを検討してみてください!
うちの子は友達とLINEができるようになって大喜び!!
ぜひこの手順で、格安で子どものスマホデビューを実現してください。
次の記事では、家計を7万円も節約できた方法を紹介します。