パナソニックの全自動おそうじトイレ、アラウーノ【CH1202】の便座ですが、塗装剥がれが発生し、地金が見えてきてしまいました…。この記事では自分で塗装する方法を紹介します。必要な道具や塗料、塗装方法をまとめました。便座の塗装が剥がれて見栄えが悪い…、便座交換したいけどお金をかけたくない…という方にオススメです。自分で塗装するので新品と同じにはなりませんが、少なくとも剥がれた部分が目立たなくなりますよ。
※あくまで素人作業ですので、すみませんが参考にされる方は自己責任でお願いします。
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アラウーノ便座の塗装剥がれについて
アラウーノのCH1201、CH1202シリーズは、便座の素材にアルミを使用しています。3次元金属プレスによる滑らかな曲線加工で座り心地がよいのですが、酸性、アルカリ性の洗剤や、経年劣化などによりアルミに腐食が生じ、塗装が剥がれることがあるようです。ちなみに、新しいアラウーノの便座の素材はポリプロピレン樹脂となっているので腐食することはありません。
便座を交換する前に確認しておくポイント
今回うちのアラウーノは便座の内側(赤囲み部分)で塗装剥がれが発生しました。
こちらは便座の前方部分です↓↓
塗装が剥がれていてアルミの金属部分が見えると感電しないか不安になりますが、実際は絶縁されているので心配はないようです。しかしアルミ腐食をほっておくと、どんどん塗装がペリペリと剥がれて広がっていきます。実際、着座部分の肌がふれるところまで塗装がはがれてしまうと、座り心地が悪くなってしまいます。そうなると塗装補修だけだと改善できないので、便座交換が必要かもしれません。
便座交換にかかる費用
ちなみに、アラウーノの便座を交換する場合、Panasonicの問い合わせ窓口への相談が必要となります。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
Panasonic 商品についてのご相談
ちなみにアラウーノ(CH1202WS)の便座交換の費用を問い合わせたところ、総額28,000円と言われました。内訳は部品代が17,600円、出張費・技術費が10,400円です。※2023年11月現在
今回は出費を抑えるため、DIYで剥げた部分を補修して様子を見ることにしました。必要な道具や塗料、補修の手順を以下に紹介します。
以降で紹介する補修方法は、肌がふれるところまでは剥がれてなく、あくまで見栄えが悪いのを何とかしたい…という場合の対処法とお考えください。
補修に必要な道具の一覧
今回用意した塗料はこちら↓↓
このサビキラーカラーは、においが少ない水性塗料で、油性塗料並の高い防錆効果を実現。軽めの腐食なら錆の上に塗ることも可能で、もちろんアルミ製品の塗装にも対応しています。
そして何よりタッチペンタイプなのがすごく便利です。キャップを開けたら刷毛が付いているので、余計な準備をせずにパパっとすぐ塗ることができ、あと片付けも手軽なのでDIY初心者の方にもおすすめです。
塗装の剥がれを補修しよう
①便器にラップを巻く
塗装時のゴミが便器に落ちないよう、ラップを巻いて養生します。
②スクレーパーで浮いた塗装を剥がす
塗装が浮いた状態で塗ってもまた剥がれてしまうので、浮かんでしまった部分だけスクレーパーで取り除きましょう。
③サンドペーパーで錆や汚れを落とす
アルミの地金がでてきたら、腐食や汚れをサンドペーパーをかけて落とします。
サンドペーパーの番手は細目#320くらいを選択。サビ取り&仕上げができるくらいの粗さとしました。また写真は目詰まりしにくいメッシュタイプを使用しています。
注意!
サンドペーパーをかけるのは塗装が剥がれている部分だけです。剥がれていない部分も削ってしまうと塗装面が痛んでしまい、より剥がれが広がることも。慎重に砥いでください。
④塗装面をシンナーで拭く
シンナーを使用し、キズやその周辺の汚れ・油分を落とします。適量をウエスなどに染み込ませ、補修箇所を拭き上げてください。塗装の密着度に影響があるので、この「脱脂作業」は下地を処理する重要な作業です。
注意!
シンナーで脱脂するのは補修する部分だけです。補修する部分以外も脱脂してしまうと、塗装面が痛んでしまいます。ここも慎重に作業してください。
⑤塗装する
用意したサビキラーカラーをアルミ地金がでている部分に塗ります。塗る時のポイントは、刷毛を伸ばして塗るのではなく、チョンチョンと点を打つように傷口を埋めていくイメージで塗布してください。
⑥乾燥させる(終了)
塗装してから約20分ほどたつと指で触れるくらい乾燥します。完全に乾くまで4~5時間ほどかかるのでそれまでは水拭きなどはやめておきましょう。完全に乾いたら作業は終了です!
塗料は一度だけでは塗るのではなく、塗る→乾燥→塗る…と繰り返し厚めに塗るとキレイに塗れます。
補修後の注意点とメンテナンスの方法
補修した部分は(多少でこぼこしてますが)剥がれていた時よりキズが目立たなくなりました! 便座交換でお金がかかるより、個人的にはこれで充分かなと感じています。
以降のメンテナンスですが、便座をキレイにする場合は、中性のトイレ用洗剤または水拭きで汚れを落とすようにしましょう。酸性、アルカリ性の洗剤、漂白剤を使用すると、またアルミが腐食し塗装剥がれの原因になります。便座ではなく便器を洗浄するときも洗剤が付かないよう気を付けましょう。そして、研磨剤入りのナイロンたわしを使用すると表面が傷つき、塗装剥がれの原因になりるので注意です。
今回の記事では、パナソニックの全自動おそうじトイレ、アラウーノ【CH1202】の便座で発生した塗装剥がれの補修方法をまとめました。便座の塗装が剥がれて見栄えが悪い…、便座交換したいけどお金をかけたくない…という方は(新品と同じにはなりませんが)少なくとも剥がれた部分が目立たなくなるのでおすすめです。
※こちらはあくまで素人作業ですので、すみませんが参考にされる方は自己責任でお願いします。個人による補修で起きてしまった故障および損傷は、メーカー保証の対象外となる場合がありますのでご注意ください。心配な方はメーカーへ修理を頼まれることをお勧めします。
ちなみに、このサイトでは家計を節約する方法も紹介してます。
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