福島県にある五色沼は、大小さまざまな沼が集まる湖沼群で、磐梯山から流れてくる火山性の水質により、それぞれ色彩の違う美しい湖水を湛えていることで有名です。そのため休日になると、たくさんの観光客やハイカーたちが訪れて駐車場が混雑することも。この記事では、五色沼に行くときにおすすめの駐車場や、混雑する時間帯などを紹介します。ぜひこの記事を参考に五色沼散策の計画を立ててみてください。
福島県の五色沼の駐車場について
五色沼には「ビジターセンター側」と「桧原湖側」に3ヶ所ずつ、合計6ヶ所の無料駐車場があります。自然探勝路の出入口のすぐ近くにあり、それぞれの駐車場から歩いて五色沼を散策することができます。
また、ビジターセンター側、桧原湖側のどちらにもバス停があり、自然探勝路を歩いたあとは路線バスやタクシーでクルマを停めた駐車場に戻ることもできます。詳しくは後ほど紹介します。
五色沼の混雑するシーズンについて
四季折々に姿をかえる五色沼ですが、年間を通して次の時期は混雑が予想されます。
- 5月中旬~6月中旬:新緑シーズン
- 7月中旬~8月上旬:夏休みシーズン
- 10月中旬~11月初旬:紅葉シーズン
雪景色の五色沼も人気がありますが、寒いため観光客もそこまでではありません。春、夏、秋の土日祝日、連休は、かなりの人出が予想されるので注意が必要です。
五色沼の混雑する時間帯について
シーズン中の、五色沼が混雑する時間帯は以下となります。
平日:10時~15時
土日祝日:9時~16時
近年はインバウンドが伸びているのもあり、海外の方も大勢、大型バスで訪れています。もし美しい景色を静かにのんびりと楽しみたいのなら、観光客の少ない朝か夕方に散策するのがおすすめです。
駐車場の混雑については、猪苗代側からのクルマが多いため、ビジターセンター側から混雑していきます。紅葉シーズンなど人気のある時期は(天候にもよりますが)平日でも朝10時にはどこにも駐車できない…なんてことも。土日祝日も含め、朝は8時~9時までには駐車場に到着するくらいの計画でいると安心です。
また、ビジターセンター側の駐車場が混雑しているときでも、桧原湖側では空きがある場合もあります。いっそ桧原湖まで進んで、反対側の柳沼から探索するのもアリです。
なお、夕方であれば15時以降になると、観光客も帰り足になってくるので駐車場も停めやすくなります。ただし、午後の遅い時間にハイキングする場合は、日没の時間も調べ、行動中に日が沈まないようムリのない計画を立ててください。
なお道路の渋滞についてですが、渋滞するものの、まったく動かないという訳ではないです。猪苗代から来る場合、通常で30分かかるところ、混雑時は45分になるくらいです。
※混雑状況によっては駐車できないケースもありますので、あくまで参考としてご覧ください。
五色沼の駐車場情報
ビジターセンター側の駐車場
ビジターセンター側には3ヶ所の無料駐車場があります。猪苗代からアクセスしやすいため、シーズン中は桧原湖側と比べてすぐに満車になります。一番近い沼は「毘沙門沼」となります。ここではそれぞれの詳しい場所と特徴を紹介します。
■五色沼駐車場
収容台数:約100台
無料/24時間/トイレあり
五色沼で一番大きい毘沙門沼の近くにある駐車場です。駐車場から歩いてすぐのところに毘沙門沼があるので、ハイキングはしないけど五色沼の景色は見てみたい人にもぴったりです。もちろんハイキングする場合は、ここを起点として自然探勝路を散策できます。
売店やレストラン、トイレがありますので、ハイキングの前にちょっとのぞいてみてください。
売店のさらに奥に進むと、目の前にエメラルドグリーンの毘沙門沼が見えてきます。
ここの貸しボート受付の桟橋には、逢えると幸せになるという「ハートの鯉」が出現します! 興味のある人は次の記事もご覧ください。
■裏磐梯ビジターセンター駐車場
収容台数:約70台
無料/24時間/トイレあり
裏磐梯の自然や歴史、登山道について案内する裏磐梯ビジターセンターがあります。※令和6年9月下旬まで工事のため休館予定ですが、駐車場とトイレは使用できます。
この駐車場は道路沿いにあるため、わりと早い段階で満車となることもあります。ここから毘沙門沼までは歩いて約5分ほど。
■五色沼入口観光プラザ駐車場
収容台数:約100台
無料/24時間/トイレあり
裏磐梯の観光やアクティビティ、宿泊施設や飲食店を案内している五色沼入口観光プラザ(裏磐梯観光協会事務所)がある駐車場です。この駐車場も道路沿いにあるため、わりと早い段階で満車となることもあります。毘沙門沼までは駐車場の横にある入口から歩いて約10分ほど。トイレも新しく、自然探勝路のマップなども入手できるのでハイキングの前に立ち寄ることをオススメします。
観光プラザの開館時間など、詳しい情報は以下サイトをご覧ください。
裏磐梯観光協会 観光案内所
桧原湖側の駐車場
桧原湖側にも3ヶ所の無料駐車場があります。駐車場はビジターセンター側と比べて空いていることが多いです。一番近い沼は「柳沼」となります。ここではそれぞれの詳しい場所と特徴を紹介します。
■裏磐梯物産館 駐車場
収容台数:約70台
無料/24時間/トイレあり
自然探勝路の入口に一番近いのが裏磐梯物産館の駐車場です。トイレはもちろんお土産屋や休憩所もあるので立ち寄ってみてください。
物産館の奥に進むと、自然探勝路の入口があります。
すこし歩くだけで柳沼がひっそりとあらわれます。毘沙門沼とは違った、引き込まれそうになる深緑の色彩を湛えています。
■桧原湖第1駐車場
収容台数:約80台
無料/24時間/トイレあり
こちらは桧原湖のほとりにある駐車場です。遊覧船乗り場があるため比較的、混雑しています。ここから柳沼まで歩いて5分ほどの位置にあります。
■桧原湖第2駐車場
収容台数:約80台
無料/24時間/トイレあり
第1駐車場から道路をはさんだ反対側に第2駐車場があります。今回紹介した6ヶ所の駐車場のなかで一番空いている駐車場かもしれません。柳沼までは歩いて10分ほどの距離にあります。
五色沼の路線バスの利用について
五色沼の自然探勝路は「毘沙門沼←→柳沼」の1本道のため、ハイキングをするとマイカーを停めている反対の駐車場に出ることになります。そんなときは、それぞれの出入口にバス停があるため、路線バスを利用してマイカーを停めた駐車場に戻ることができます。
↓こちらは五色沼入口バス停。
↓こちらは裏磐梯高原駅バス停。
路線バスは1~2時間おきに出ています。平日と土日ではダイヤが異なりますので、以下のサイトから最新の時刻表を確認してください。
※以前は磐梯東都バスが運行していましたが、2023年10月より会津バスに変わりました。
路線バスは1~2時間おきと、そこまで本数は多くありませんが、状況を見て臨時バスも待機、運行しています。また急いで帰りたいときなどはバス停にタクシーも待機しているので、いざというときは利用することもできます。
まとめ:五色沼の駐車場と散策について
今回の記事では、五色沼に行くときにおすすめの駐車場や、混雑する時間帯などを紹介しました。朝は8時~9時まで、夕方は15時以降に来るなら混雑を避けることができます。毘沙門沼から柳沼までハイキングするもよし、駐車場に近い沼を散策するもよし、ぜひこの記事を参考に、他にはない五色沼の色彩豊かな景色を堪能してみてください!
もし早朝や夕方に五色沼を訪れたいなら、日帰りだと厳しいのでホテルで一泊するのもありです。五色沼周辺にあるホテルは楽天トラベルで検索することができます。
ホテルで宿泊して、混雑の少ない早朝に、ゆっくりと五色沼を散策するのが一番おすすめです。世間の喧騒から離れて、五色沼湖沼群の絶景をぜひ楽しんでください!
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