ソウル旅行でローカルな雰囲気を味わいたいなら、南大門市場のカルグクス横丁は絶対に外せません。

でも、カルグクス横丁は片隅に隠れているので、「どこにあるか分からない」という声も。見つけたときは、まるで隠しダンジョンの秘密の扉を開けたときのようなワクワク感がありますよ!
この記事では、うちの家族の体験から、迷うことなくカルグクス横丁へ辿り着く方法を細かくお伝えします。さらに、人気のおすすめ店情報や、知っておきたい注意点も包み隠さずご紹介します。
※この記事は2025年8月の情報を基に作成しています。
南大門市場の基本情報と休み

南大門市場は、およそ600年もの歴史を誇るソウル最古の巨大市場です。リネン、食器、子ども服、アクセサリー、そして高麗人参専門店など、その店の数はなんと1万件にも及びます。

「ザ・韓国!」という雰囲気を満喫することができますよ。
南大門市場の営業時間:早朝~18:00頃まで
南大門市場の休み:日曜日(市場の個人商店など)
ただし、カルグクス横丁など、食堂や屋台などは日曜日も開いてます。営業時間も夜までオープンしている場合があるので要チェックです。

週末に訪れる場合でも、お目当てのグルメは楽しめるので安心してください。
南大門市場の全体マップ
巨大な南大門市場を迷わず歩くためには、まず入り口を把握するのが大切です。市場は、地下鉄4号線 会賢(フェヒョン)駅から北に向かって広がっています。

お店が密集しているので、事前にどこへ向かうか決めておくと効率的に回ることができます。特にメインの通路には、衣類や雑貨の露天商がずらりと並んでいて、見ているだけでも楽しい空間です。


歩いていると、店員さんが「ホンモノノニセモノダヨ」と片言の日本語で話しかけてくれることもあります。トラブルを避けるためにも、ニセモノの購入は避けて、活気ある雰囲気を味わうだけに留めてください。
最寄り駅からカルグクス横丁へ
カルグクス横丁への最も簡単で分かりやすい行き方を説明します。
最寄り駅は地下鉄4番線 会賢(フェヒョン)駅です。会賢駅についたら5番出口を出てください。
地上に出たら、南大門市場のGATE 5の通りへ進みます。下の写真のようなポールサインが目じるしです。

隠し扉はココ!行き方を写真解説
さあ、いよいよカルグクス横丁の隠し扉を見つける時がきました。メインストリートを歩きながら、左側に注意を払って見てみましょう。
GATE 5から市場に入って、40メートルほど進むと左手に小さい入り口が見えるはずです。

衣料品のはざまに、ビニールシートで覆われた怪しい隠し扉を発見!

知らなければ、絶対に開けて入ろうとは思わないような、一見すると薄暗い通路です。
思い切ってその隠し扉を開けて中に入ってください。そこには、狭い通路を挟んで10件ほどの食堂がぎゅうぎゅうに並ぶ、別世界のローカル食堂街が広がっています!!


外の喧騒とは全く違う、昔ながらの「ザ・韓国!」な雰囲気に圧倒されること間違いなし!
カルグクス横丁のおすすめ店は?
カルグクス横丁に足を踏み入れると、通路の両脇から、勢いのあるアジュモニ(おばさん)たちの呼び込みの声が飛び交います。
うちの家族が圧倒されつつ座ったのは、日本のテレビでも取り上げられたという巨済食堂(コジェシッタン)でした。ここはIKKOさんの写真が飾ってあるほど、日本人にも有名なお店です。

定休日:年中無休
営業時間:6:00~20:00
巨済食堂のおすすめ
ほとんどのメニューにミニ冷麺やカルグクス、ポリパッ(麦飯)などが付くスペシャルセットが人気です。

価格はリーズナブルで、9,000〜11,000ウォンほどでボリューム満点なローカルフードを楽しめます。

席に着くと、アジュモニが笑顔で勧めてきたのが、なんと5品で9,000ウォンという破格の「ミニミニ」セットでした。
メインのカルグクスは、お出汁がしっかり効いた優しいスープと、不揃いな太さが手作り感満載のモチモチ麺が絡み、絶品です。旅行で疲れた体に染み渡るような、心温まる味でした。

それだけではなく、ポリパッ(麦飯)、ビビンバ、そして味噌汁もセットに含まれています。野菜にコチュジャンを混ぜるビビンバは、香ばしさが食欲をそそりました。

さらに、冷麺(ネンミョン)は甘酸っぱいタレがさっぱりとしていて、途中の味変に最高です。


セットメニューを家族でシェアすることはできないので注意!! しっかりお腹を空かせて、一人一つメニューを頼むという心構えで訪れてください。
他にもある南大門市場のグルメ情報
南大門市場の魅力は、カルグクス横丁だけではありません。実はこの市場には、ディープな美食が集まる「3大グルメ横丁」があります。

3大グルメ横丁は、この3ヶ所!!
・カルグクス横丁
・太刀魚横丁
・うまいもん横丁

雑然とした市場に見えても、グルメのジャンルごとにお店がまとまっているのが面白い点です。この横丁を巡れば、安くて美味しい韓国の味をお腹いっぱい堪能できますよ。
太刀魚横丁:日本では珍しい太刀魚の辛い煮付け「カルチジョリム」が名物です。真っ赤な見た目ですが、辛さ控えめでご飯が進みます。

うまいもん横丁(食堂街):「ビビンバ」や「チヂミ」など、韓国の定番料理が勢揃いしています。

これらの3大横丁は徒歩圏内に点在しているので、食べ歩きを楽しむのに最適ですね。
また、横丁以外にも、南大門市場のメインストリートにはホットクやマンドゥなどの屋台が充実しています。

特にホットクは、行列に並んででも食べたいB級グルメの代表格です。GATE 2付近に行けばホットク屋台がオープンしているので、ぜひ食べてみてください。


日中から夕方まで営業しているお店が多いので、市場の活気を肌で感じながら、家族みんなでグルメ巡りを楽しめますよ。
訪問時の注意点

南大門市場を楽しむために、事前に知っておくべき注意点をまとめました。特に、現金や買い物に関するルールを把握しておきましょう。
- 現金(ウォン)の準備:一部の屋台や小規模な店では現金払いが基本です。カードと現金を両方用意しておきましょう。
- トイレは事前に済ませる:市場内の個人商店にはトイレが備え付けられていないことがほとんど。地下鉄駅や大きな建物の共用トイレを利用しましょう。
- 値札の確認:商品に値札が付いていない場合が多いです。購入前に必ず「オルマエヨ?(いくらですか?)」と尋ねてください。電卓などを使って、金額をしっかり確認しましょう。
- 客引きへの対処:市場の路上には、手数料無料などを謳う両替商が声をかけてくることがあります。トラブルに巻き込まれる恐れがあるので、絶対に利用しないでください。
- コピー商品の購入を避ける:南大門市場では、偽ブランド品を売る不法業者が後を絶ちません。トラブルを避けるためにも、絶対にコピー商品を購入しないようにしてください。
まとめ:旅の計画は完璧!

この記事で、南大門市場のカルグクス横丁について、最寄り駅からの行き方から、迷いやすい隠し扉の場所、休みの日の情報、そしておすすめのグルメまで、紹介しました。
ぜひ南大門市場を訪問する計画を立てて、最高のソウルグルメ旅を存分に楽しんできてくださいね!

活気あふれる市場の雰囲気と、アジュモニの愛情が詰まった温かいカルグクスが、あなたを待っています!