埼玉県春日部市にある防災施設「首都圏外郭放水路」は地下神殿で有名なインフラツーリズム(公共施設の見学ツアー)です。圧倒的に大きい構造物に子どももおとなも大興奮! ですが人気があってなかなか予約が取れない事でも有名です。この記事では見学ツアーの予約の取り方、予約がとれる時間帯、アクセス方法、見学の注意点についてまとめました。ぜひこの記事を参考に、家族みんなで社会科見学を楽しんでください。
人気の地下神殿・見学コースを予約する方法
予約方法は2通り!
首都圏外郭放水路を見学するためには事前予約が必要です。予約を取る方法はWEBサイトか電話の2通りのみ。個人で予約ができるのは1~19名までです。20名以上だと団体予約になります。
平日の場合、小学校の社会科見学で団体の申し込みが多いそうです。また土日祝日でも、近年はツアーで申し込みも多く、団体客がかなり増えてきたとのこと!
WEBサイトで予約する方法とコツ
予約するのに一番のおすすめはWEBサイトからの予約です。以下リンクにある「注意事項」を読んでから予約画面へ進みます。
防災地下神殿 個人予約
予約画面はカレンダーになっていて、カレンダーに各見学コースと時間帯が表示されます。希望日の時間帯とコースを選択して予約を進めます。また予約番号や確定日時の連絡のため、メールアドレスが必要になるので事前に用意しておきましょう。なお、WEBサイトで予約の場合、当日現金払いのほか、クレジットカード決済も利用できます。
希望日のちょうど1ヶ月前の同日から予約が可能です。土日祝日は人気があるので日付が変わった直後(夜中の0時すぎ)にアクセスすると予約が取りやすいです。例えば11/1に家族で見学したい場合は、10/1になった午前0時にアクセスすると、11/1の見学コースが表示され、予約することが可能になります。なお、10/31に予約したい場合、9/31は存在しないので、その場合は翌日10/1から予約開始となるので注意してください。
希望者が多い時は0時を過ぎて30分もすると予約でいっぱいになることも…。前もってブラウザで予約サイトを表示しておいて、0時を過ぎて更新をかけるとうまく表示されます。
電話で予約する方法
電話で予約する場合は、以下の電話番号にかけます。
見学会受付(受付時間 9:00~16:30)
048-747-0281
電話回線は本数が限られているので、時間帯によっては繋がりにくいです…。WEBサイトのほうがスムースに予約できますよ。かける際は番号を間違えないようご注意を。
4つの見学コースの概要・料金・所要時間
1.大人気!地下神殿コース
一番オーソドックスな、地下神殿「調圧水槽」だけを見学するコースです。
参加料金:1,000円/人
所要時間:約55分
2.深部を探る!ポンプ堪能コース
地下神殿「調圧水槽」と、日本国内唯一のポンプ設備(大迫力ガスタービン)の2つを見学するコースです。
参加料金:2,500円/人
所要時間:約100分
3.迫力満点!立坑体験コース
深さ70メートルもある巨大竪穴「第1立坑」と、地下神殿「調圧水槽」の2つを見学。装備として安全帯とヘルメットを着用する本格的な見学コースです。
参加料金:3,000円/人
所要時間:約110分
4.見どころ満載!インペラ探検コース
巨大竪穴「第1立坑」と地下神殿「調圧水槽」、そして最奥部にある巨大なインペラ(羽根車)を見学する見所満載のコース。深さ50cm程度の水の中に入るため、ヒップウェーダー(長靴)と、ヘッドライト付きヘルメットを着用して見学します。
参加料金:4,000円/人
所要時間:約110分
見学コースの注意点について
■4コース共通の注意点
- 見学コースはすべて階段 約100段以上の昇り降りがあります。エレベーターなどは無いので自力で歩ける方のみ参加できます。
- 調圧水槽、立坑の床、階段など、網状の床や濡れていて滑りやすい場所があります。ヒールやサンダルではなく、スニーカーなど滑りにくい靴で参加しましょう。また、通路や床など汚れている場合もあるので、汚れてもいい服や靴で参加してください。
- 小学校に入学していない未就学児は参加できません。また、中学生以下の参加者は大人の同伴が必要です(大人1名につき子ども5名までOK)。
- 安全管理上、大きなかばんや、傘や杖など長い物の持込みが禁止されています。なお、カメラの三脚は折りたためれば持込みOKです。
■「迫力満点!立坑体験コース」の注意点
- このコースは高所(高さ約70m )の通路を歩くため、高所が苦手な方はやめたほうがいいです(途中から引き返すことはできません!)。
- 参加する場合「同意書」の提出が必要です。
- 安全帯とヘルメットを装着して見学します。
■「見どころ満載!インペラ探検コース」の注意点
- 深さ50cm程度の水の中に入るため、身長130cm未満の子どもは参加できません。
- 中学生以下の参加者は大人の同伴が必要です(このコースは大人1名につき子ども1名まで)。
- 参加する場合「同意書」の提出が必要です。
- ヒップウェーダー(長靴)、ヘルメット(ヘッドライト付)を装着して見学します。また、ヒップウェーダーを装着するため、ベルト通しのあるズボン(スカート・ワンピースは不可)での参加となります。なお、靴下の着用も必須です。
■見学会開催についての注意点
- 工事や天候などで予告なく見学会の中止・変更・人数制限をおこなう場合があります。見学内容が変更されても、料金の変更・払い戻しはないので注意してください。
- 過去の稼働例をみると、年平均で7回ほど洪水などにより放水路が稼働しているそうです。台風や大雨のあとは、たとえ晴れていても排水等で数日間見学できない、または見学範囲が制限されるときがあります。
地下神殿へアクセスする方法
地下神殿へのアクセスマップ
地下神殿に行くには、埼玉県春日部市の江戸川沿いにある「地底探検ミュージアム龍Q館(りゅうきゅうかん)」を目指します。この龍Q館は、首都圏外郭放水路管理支所・庄和排水機場内の中にある施設で、外郭放水路について学べるパネル展示や模型、見学コースの受付を行っています。
龍Q館に行く場合、電車やバス、タクシー、マイカーなどの大まかな移動時間は次の通りです。
公共交通を利用した場合
一番の最寄り駅は、東武アーバンパークライン(正式名称は東武野田線)の「南桜井駅」です。ここから地下神殿のある龍Q館に行くには3通りの方法があります。
1.南桜井駅の北口から徒歩で約30分。
2.タクシー利用で約10分ほど。
3.春日部市コミュニティバス「春バス」で約10分~30分。ただし運行時間が限られているので、利用する場合は事前に春日部市 市コミュニティバス「春バス」のご案内を確認するといいです(庄和地区のルートです)。
※春バスは往路、復路ともに一日に3,4本ほど。かつ日曜日は運休です。
(2023年11月現在)
マイカーを利用した場合
東北自動車道 岩槻ICから約30分
圏央道 幸手ICから約20分
龍Q館の場所はこちら↓↓ ※駐車場も敷地内に併設されています。
龍Q館(庄和排水機場)のまわりには十分な駐車スペースがあります。
龍Q館の入口前にある駐車場の様子↓↓
「大人気!地下神殿コース」 見学当日の予定
ここでは家族で体験した「大人気!地下神殿コース 14:00~」を例に、実際の行動記録を紹介します。
13:15 龍Q館に到着。
ロビーは外郭放水路の解説パネルや、ロケで訪れた芸能人のサインがたくさん展示されていました。
受付開始までの時間、2階にある展示室で外郭放水路について家族で学ぶことができます。
また、2階には実際のコントロールセンターも見学できます。たくさんのモニターで各施設の様子を見ることができます!
開始時間よりも早めに来て、龍Q館の展示室やコントロールセンターを見学するのがおすすめです。これから見学する地下神殿の役割や、その機能について詳しく理解できますよ! なお、龍Q館の開いている時間は9:30~16:30(最終入場16:00)です。
13:30 受付開始。
1階ロビーにある窓口で受付をします。予約した名前を告げ、「当日支払い」を選択した場合は参加料金を支払います。受付が完了すると、服に貼る入場シールとパンフレット、記念カードを渡されます。
14:00 見学スタート。
龍Q館ロビーに集合し、ガイドスタッフから5分ほどコース説明があります。説明が終わるとスタッフが人数を数え、参加者はいったん龍Q館を出ます。そして、となりの運動場の先にある「調圧水槽」の入口へみんなで向かいます。
これが入口です↓↓
ここから地下神殿まで100段以上ある階段を下ります。下る前もガイドスタッフから注意点と人数のカウントがあります。なお、階段を歩いているときは安全のため撮影禁止ですので注意してください。
14:15 地下神殿に到着!!
地上からは想像できないくらい巨大な空間が現れます。「調圧水槽」の床まで到着したらスタッフから注意点が説明され、そのあと20分ほど自由時間になります。
近づけませんが巨大竪穴「第1立坑」も見ることができます。
見学できる範囲にロープが張られています。危険ですのでロープを超えないよう、お子さん含めて気を付けてください! また足元が濡れていてすべりやすい場所もあります。転ばないようご注意ください。
事前に「首都圏外郭放水路ARアプリ」をスマホに入れておくと、実際に水が流れ込んでくる様子をARで体験できます。
↓実際のスマホ画面です。
なにげにARは子どもたちのウケが良く、スマホが取り合いになるくらい疑似体験を楽しんでいました!
ARアプリを試したい方は、当日、龍Q館の無料WiFiをつないでインストールできますが、前もって自宅のWiFi環境で先にインストールしておくと楽です。
アプリはこちらからどうぞ↓↓
首都圏外郭放水路ARアプリ
Edogawa River Office無料posted withアプリーチ
14:45 見学終了
最後にガイドスタッフの地上に戻る時の説明があります。人数をカウントしたら、参加者は降りてきた階段を昇り、地上に戻ります。
14:55 解散
地上にもどったら解散。これで見学コースはすべて終了です。ありがとうございました!
まとめ:地下神殿見学ツアーはぜひおすすめ!
ちなみにARは家に帰っても使用できました。部屋に水が流れ込むという疑似体験が可能です!
埼玉県春日部市にある防災施設「首都圏外郭放水路」。今回の記事は、地下神殿見学ツアーの予約の取り方、予約がとれる時間帯、アクセス方法、見学の注意点についてまとめました。遠方から地下神殿に来る場合は楽天トラベルでホテルをとるのも良いかもしれません。地下神殿近辺のホテルや旅館は以下のリンクから調べることができます。
圧倒的に大きい構造物が見られるインフラツーリズムは子どももおとなも大興奮! 人気があってなかなか予約が取れない見学ツアーですが、ぜひこの記事を参考に家族みんなで社会科見学を計画してみてください。
ちなみに、このサイトではお金をかけない遊び方についての記事も人気があります。
良かったらご覧ください↓↓
また「お金をかけずに旅行にいく裏ワザ」の記事も人気があります。
こちらもご覧ください↓↓