小学生の習い事について聞いてみると「英会話教室」に通っている友達が増えてきているようです。私が子どもの時と違って、小学生のうちから英語の授業もあるので英語学習の人気は高く、何かしらの英語学習をスタートしている子どもが多いように感じます。で、うちでも子どもが英語について興味を持ち始めたので、「どうせやるなら分かりやすい目標があるほうがいいだろう」ということで英検5級からチャレンジすることにしました。
この記事では個人で英検を受験するときの申し込み方法についてまとめてみました。「わが家も今から英語をやらせたほうがいいの?」と考えている皆さんの参考になればと思います。
英検(従来型)について
英検には「英検(従来型)」「英検 S-CBT」など10個以上の種類があります。幼児から小学生までを対象としたリスニングテスト「英検Jr.」というテストもあるようです。今回の記事は、その中で累計1億人超の志望者を数える人気の英語検定(従来型)について書かせていただきます。
↓英検公式サイトの受験案内はこちら↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/
個人で申し込むことのメリット・デメリット
今回、英検をはじめて個人で申し込んだのですが、個人で申し込むメリットは、子どもの力量に合わせたタイミングで受験できることです。小学校や塾の申し込みのタイミングでは英検に向けた学習が間に合わないこともあります。ですので、子どもたちの力量に合わせ、自分たちのタイミングで受けられるのは良いですね。
逆に個人で受けることのデメリットは、団体と比べて検定料が高いことです…。それと状況によってですが、団体の試験会場は地元になるケースが多いのに対し、個人は指定会場となるので自宅から遠くなる可能性もあります。親のサポートが必要となるケースが多いので、そこも踏まえて検討すると良いと思います。
ぜひお子さんの力量に応じたタイミングと、経済的な事情を吟味して申し込んでください!
実施日程
年3回実施されています。それぞれ第1回検定、第2回検定、第3回検定と呼ばれているようです。
また、英検3級以上は一次試験のほかに二次試験があり日程が異なります。そのため3級以上を受験する場合はどちらの日程もチェックしましょう(聞くところによると、小学生で3級受験する子もいるようです。凄いですね。)。
試験会場
英検には、本会場と準会場という2つのタイプの試験会場がありますが、個人で受験する場合は本会場となります(準会場は団体が設ける会場で、学校や塾、企業などの団体が独自に設ける会場です。)。
本会場は、全国47都道府県の約230都市、および海外4都市に協会が設置する公開会場です。申し込みの際に希望の受験地を選択しますが、試験会場の指定はできません。なお、希望の受験地が満席の場合は、他受験地へ変更となる場合もあるそうです。
試験会場は試験日の6日前に受験票にてお知らせが来ます。
検定料
検定料は年度によって変更となる場合がありますので、公式サイトからチェックしてください。
英検公式サイトの受験案内はこちら↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/
参考までに、2022年度(個人)で受験する際の検定料を記載します。
1級:11,800円
準1級:9,800円
2級:8,400円
準2級:7,900円
3級:6,400円
4級:4,500円
5級:3,900円
ちなみに団体の場合はもう少しお得に受けられます。学校や塾の英検案内があればそれに合わせるのも手です。また、英検の検定料の一部を補助している自治体もあるようです。もよりの自治体に相談してから申し込むのもありですね。
受験を申し込む前に確認すること
うちの子が受験できるかチェック!
①親がいなくても一人で受験できるか?
基本的なことですが、すごく大切です。英検受験は子どもでも受けられますが、受験中、保護者の付き添ういはできません。受験の流れを理解して行動できる能力が備わっていることが大切です。
ちなみに1次試験では、必要事項を記入するサポートのため、試験開始5分前まで試験会場への保護者の同伴が認められています。3級以上の2次試験では、同様に必要事項の記入後まで同伴OKです。
必要事項の記入が終わったら速やかに退室してください。
会場内で親が待機できる場所はありません。会場の外に出て待つことにまります。
②静かに受験できるか?
受験中、動き回ってしまったり騒いだりしてしまうと他の受験者の邪魔をしてしまうことにもなります。一人で落ち着いて受験できるかどうか見極めてください。子どもの集中力や緊張感が受験中ずっと持続できるか、普段の学習状況から判断することが必要です。
試験官の指示に従わない場合や、周りに迷惑な行為(カンニングや答えを教えてしまうなど)を行うと退場、失格となりますので注意しましょう。
③自分の体調を伝えられるか?
受験中に体調が悪くなったときに、それを自分で試験官に伝えられることが重要です。また、トイレに行きたいときも自分から伝えられることが大切です。状況によりトイレに行くことは認められていますので、そのあたりのコミュニケーション、体調管理を一人でできるかどうか見極めてください。
以下のサイトも参考にしながらチェックしましょう。
↓↓英検 for Kids 英検デビューできるかなチェックシート
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/checksheet/
親子の意思確認
子どもが受験できると思っても、子どもが受けたいかどうかは別問題です。
親としては子どもの将来を考え英検を受けてほしいと思いますが、子どもの目線で考えると進んで勉強したいと思う子はあまり多くないかと。
親に命令されて嫌々受験するか、子どもが自分からチャレンジしたい気持ちで受験するかで結果は大きく変わります。子どもが「受験したいな」と思えるよう上手にフォローするか、時としては辛抱強く待つことも大切です。
少なくとも数か月は英検受験のための日々の学習が必要となりますので、子どものモチベーションが持続できるよう、親もその期間、サポートをする覚悟をしましょう。
受験する級を決める
まずは、子どもの英語力チェックをしましょう。
英検の公式サイトで過去問を公開しています。
以下のサイトから、実際に問題をプリントし、試験時間を測って解いてみましょう。
ただし、これは子どもが多少の英語力がある場合です。まったく英語ができないのに、いきなり過去問をやると間違いなく挫折します。そうなりそうな場合は、簡単な単語のテストをやってみて、英語力チェックと英語に対する興味があるかを確認してから判断できるかもしれません(うちはそうしました)。英検公式の学習サイト「英ナビ」に登録すると、「英語級かんたん測定」という、単熟語と文法の簡単なテストが無料でできます。こちらを試すのもありです。
↓↓過去問や英語級かんたん測定については以下のサイトをご覧ください。
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/about01/
上記のような方法で子どもにあったレベルを確認し、受験する時期や級を子どもと一緒に決めましょう。
英検の申込方法【個人】
英検は以下の3通りの方法で申し込むことができます。
ちなみに私たちは、無料で使える公式学習サービス「スタディギア」を利用するのに「英ナビ」サイトのユーザー登録が必要なのでインターネットから申し込みました。インターネットを使用しなくても、下記のようにコンビニや書店で申しむことも可能です。
①インターネット
スタディギアを配信している「英ナビ!」サイトから申し込む方法と、1画面で簡単に申し込める「英検クイック申込」サイトから申し込む方法の2通りあります。
「英ナビ」英検(従来型)
https://www.ei-navi.jp/eiken/eiken.html
「英検クイック申込」
https://applytm.eiken.or.jp/jp/apply/?_ga=2.134197710.1556079800.1652008142-1134164512.1651740676
どちらもクレジットカード(JCB・MASTER・VISA・NICOS)の一括払い、コンビニ現金支払(ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ファミリーマート)・郵便局ATM(Pay-easy)が利用可能です。
※無料で使える公式学習サービス「スタディギア」を利用する場合は、利用する際に必要となる「専用クーポンコード」が、申し込み完了した際に自動返信されるメールに掲載されています。
↑英検受験者への「スタディギア for EIKEN ベーシック版」の無償提供は終了しました。
②コンビニ
コンビニエンスストア(ローソン・ミニストップ・セブン–イレブン・ファミリーマート)の情報端末機を使用して、期間中であれば24時間いつでも申し込めます。店頭の情報端末にて必要情報を入力し、出力される「申込券」を持って、30分以内にレジにてお支払いください。お申し込みは、申込締切日の23:59まで可能です。
※無料で使える公式学習サービス「スタディギア」を利用する場合は、英検サイトに「コンビニ専用クーポンコード」が掲載されていますので、それを利用します。
詳しくはこちらから
https://www.eiken.or.jp/eiken/apply/private/coupon_conveni.html
↑英検受験者への「スタディギア for EIKEN ベーシック版」の無償提供は終了しました。
③特約書店
「英検パンフレット(願書付)」の無料配付と検定料の受領を取り扱う書店で申し込むことが可能です。全国主要都市に約3500店以上あり、申込受付期間中は英検のポスターを掲示しています。
※無料で使える公式学習サービス「スタディギア」を利用する場合は、特約書店で配布している英検受験願書内に、書店申込専用のクーポンコードが掲載されています。
↑英検受験者への「スタディギア for EIKEN ベーシック版」の無償提供は終了しました。
英検のための準備と、試験当日について
英検を申し込んだら、いよいよ受験の準備をはじめます。
英検のための準備と、試験当日の流れについては、以下の記事を参考にしてください。
英検の申し込みまとめ
今回の記事では、個人で英検を受験するときの申し込み方法についてまとめてみました。これから検討されている方はぜひ参考になさってください。
また最後に、英検対策として駅前留学で有名な「NOVA」が作成した幼児~中学生対応の英語学習アプリがあります。あの「NOVAうさぎ」と一緒に学習を進めるスタイルで、子どもが楽しみながら英検学習を進めることができます。このアプリ一つで、英検準2級までの単語をカバーしていますので、興味のある方は以下も参考にしてみてください。
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