「航空券が安すぎるエアロKって心配…」
「エアロKの機内シートやサービスって大丈夫なの?」
この疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
私も初めてエアロKを見つけたとき、同じように不安に感じました。しかし、結論から言うと、この航空会社は価格以上の価値があると感じました。

今回の記事では、うちの家族が実際にエアロKに搭乗したときの経験を、口コミや評判と比べながら、本音でレポート!!
2025年8月に茨城空港⇔清州国際空港(直行便)で利用したときの様子をもとに画像付きで紹介していきます。
この記事を読めば、エアロKの利用を安心して決められるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
結論:エアロKはあり?なし?
いきなりですが、私個人の結論をお伝えします。

エアロKは「全然あり!」です。
サービスは必要最低限ですが、機内は清潔で快適な空の旅でした。LCCとしては十分なレベルだと感じました。
また、CAさんたちの対応もとても親切で、心配していたサービスについても全く問題ありませんでした。もちろん、人によって感じ方は違うかもしれません。しかし、私が搭乗したフライトは、とても満足度の高いものでした。

安くても快適なフライトを求める方には、自信を持っておすすめできる航空会社です。
エアロKの予約&チェックインの流れ

今回は公式サイトからチケットを予約しました。予約はとても簡単で、特に迷うことなく手続きが完了しました。

もし事前に座席を指定したいなら、公式サイトからの購入が間違いないでしょう。人気が出てきた航空会社なので、当日、満席で希望の席が取れない可能性もあります。
👉 エアロKの予約方法については以下の記事をご覧ください。
また、エアロKはオンラインチェックインが準備中のため、カウンターでのチェックインが必要です。

茨城空港と清州国際空港で、それぞれカウンターで手続きをしました。私は英語も韓国語もできませんが、特に問題なく簡単にチェックインが出来ました。
👉 エアロKのチェックイン手順については以下の記事をご覧ください。
ゲートから搭乗するまで

チェックイン後、保安検査と出国審査を済ませ、搭乗待合室へ向かいました。日本人よりも外国人の方が多く、少し混雑していましたが、スムーズに出国まで進めました。
搭乗ゲートに到着すると、機内準備が順調に進んでいる様子でした。そのおかげで、定刻通り搭乗がスタート。
茨城空港はボーディングブリッジがなく、飛行機が駐機している場所まで歩いて移動します。

タラップまで着いたら自分で登って機内に入ります。間近で飛行機を見ながら歩くのは、まるで海外の小さな空港のようで、少し特別感がありました。

機内に入ると、男女共にパンツスタイルの制服がとてもかっこいいCAさんが迎えてくれました。調べたらジェンダーレスの制服を採用しているそうです。
機体は2005年~2011年製造のエアバスA320型機でしたが、古さを感じさせない清潔感あふれる作りになっています。

搭乗開始からあっという間に最終搭乗まで進みました。定刻の20分前にはドアが閉まり、出発体制に入りました。
機内アナウンスは、韓国語と英語がメインです。お約束の酸素マスクと救命胴衣のアナウンスも韓国語と英語でした。言葉が分からないので手元のパンフレットで確認しておきます。
機内アナウンスは、たまに録音された日本語のアナウンスが流れることもあります。
離陸時のアナウンスは特に無く、直線の滑走路についたな…と思ったら、エンジン音が大きくなり、いきなり上空へ向かって離陸していった感じです。

座席の広さと乗り心地は?

機内は左右に3列ずつシートが並ぶ、コンパクトな機体です。ピッチは28インチで、一般的なLCCと同じくらいかと。

事前予約だと座席指定が可能です。
茨城⇔清州の場合、追加料金は以下となります。※2025年8月現在
プレミアム座席:KRW 20,000
座席間の間隔が最も広い座席
前方座席:KRW 16,000
航空機の前方に位置し、早く降りることができる座席
一般A座席:KRW 8,000
航空機の前方エリアに位置し、比較的早く降りることができる座席
一般B座席:KRW 4,000
一番低価格な座席
非常口座席:KRW 16,000
非常口列で、座席の間隔が一般席より広い座席
↓↓実際に予約した一般B座席の様子。妻の身長は160cmほどです。写真は浅く座ってますが、実際に足を組んで座ることもできました。広々とはいきませんが、女性や子どもならゆったりと座ることができました。

また、身長170cmの私の場合、膝からシートまで握りこぶし一つ分のスペースのため、足を組むのは難しいです…。ですが、前席の下に足を伸ばせるので、2時間程度のフライトなら苦ではありませんでした。


足元に置く荷物を少なくすると、足を伸ばせて快適でした!
↓↓備え付けのテーブルがあり、スライドして位置を調整できます。

↓↓シートバックにはネット収納があり、ペットボトルを入れることも可能。

最後に乗り心地ですが、実際に数回、気流の乱れでガタガタと揺れることもありました。しかし、天候によっては他の航空会社もそうなるので、他と比べて特段に乗り心地が悪いと感じることはなかったです。むしろ何もなければ非常に安定して飛んでいたかと。

機体自体は就航から年数が経っているものの、他の方たちの口コミの通り、とても清潔で気持ちよく過ごすことができました。
気になる機内サービスを公開

CAさんは基本的に韓国語で話しかけてきます。しかし、日本人だとわかると日本語で対応してくれたので、コミュニケーションに困ることはありませんでした(CAさんによってかもしれませんが)。
機内食は日本発着便では提供されていません。でも、軽食やカップ麺、お菓子、ドリンク、アルコールなどは機内で購入できます。
↓↓メニューはこんな感じです。




実際にカップ麺を頼んだ方がいて、機内にラーメンの匂いが広がっていたのが少し驚きでした。
なお、他の韓国便にあるような水の無料サービスもありません。空港の搭乗待合室で事前に購入するか、機内サービスで購入します。

機内サービスの支払いは日本円、ドル、ウォンで可能です。
私はお金がもったいないので、茨城空港にあるセイコーマートで購入したどら焼きをおやつにします。わりとおすすめ。

着陸から清州国際空港へ
着陸前、機内アナウンスで軍事空港のため、窓を閉めて上空や機内から写真や動画を撮らないようにとの指示がありました。
また、空港内でも滑走路側の窓には撮影禁止マークが貼られていたので、注意が必要です。
飛行機からタラップで降りると、屋根のない通路を100mほど歩いてターミナルへ向かいます。反対側には韓国の軍事空港があり、有刺鉄線や監視カメラのものものしい雰囲気が感じられます。
入国審査場は、韓国人向け(QRコード)、韓国人向け(対面)、外国人向け(対面)の3レーンに分かれています。私は外国人向け(対面)レーンに並びました。

入国審査はかなり混雑します。この日は30分ほど並びました。入国審査の手前でトイレはありますが、着陸前に機内のトイレで済ませておくと早く並べますよ。
今回は日本にいるときにオンラインでできる「大韓民国電子入国申告書(e-Arrival Card)」を家族分申請しておきました。
そのため、審査時にパスポートを渡して「オンライン」と伝えると、紙の申告書は不要となります。その後、顔認証と指紋採取(両手の人差し指)が行われ、無事に入国できました。未成年の場合は指紋採取がありません。
入国審査を終えて預け荷物を受けとります。そして、そのまま出口を通ると、清州国際空港の開放的なロビーが広がっていました。

エアロKは口コミの評判と違う?
口コミでは「機体が新しくてきれい」という評判が多かったのですが、確かにきれいではありました。しかし、就航から年数が経っていることもあり、ほんの少し使用感はあるかなという印象です。それでも快適に過ごせるレベルに整備されているので、まったく問題はないと感じました。
口コミでは「定刻から遅れることもある」という声を見かけ、少し心配していました。しかし、私たちが利用したフライトは、往復ともにすべて定刻通りでした。もちろん、フライト状況はその都度変わるものですが、私たちの体験からは、時間通りに旅程が進み、とても安心できました。
また、口コミにあるように日本人は割と少なく、機内は7割ほどが外国の方でした。そのため、飛行機に乗ってすぐに海外に向かってる感が高まります!
「いきなり上空へ向かって、いつの間に着陸していた」という口コミも見かけました。これは確かに、アナウンスが無かったので、いきなり感はあったのですが、早く飛びたい私にとっては好都合です。笑
他の方たちの口コミにあるように、機内は騒がしい雰囲気はなく、落ち着いていました。そのため、個人的には安心してフライトを楽しめました。

エアロKは、わりと好意的な口コミが多かったですが、実際に乗ってみてその通りだったなと感じました!
エアロKは、結局どんな人におすすめ?
- とにかく安く韓国に行きたい人
- シンプルな機内サービスで十分な人
- フライト時間が短いので、多少の不便は気にしない人
これらに当てはまる方には、エアロKはぴったりの選択肢です。一方で、機内食や座席の広さ、手厚いサービスを求める方には、あまり向いていないかもしれません。

(エアロKの回し者ではないのですが)もし迷っているなら、ぜひ一度試してみてほしいです。きっと、価格以上の満足感が得られますので。
あえて言うなら、今回利用した清州国際空港からソウルへ行くには、直通の高速バスが運行していますが、本数はそれほど多くありません…。
他の手段として電車を乗り継いで移動するなど、主要都市に行くまで少しクセのあるアクセス手段が必要です(それでも十分格安で移動できますが)。
一方、仁川空港はソウルへのアクセス手段が非常に豊富です。空港鉄道A’REXを利用すれば、ソウル駅まで約43分で到着します。他にもバスやタクシーなど、選択肢が多くて便利です。

結論として、航空券の安さを重視し、ソウルへの移動が主な目的であれば清州空港は便利です。しかし、ソウルへのスムーズなアクセスを優先するなら、仁川空港を利用する方が賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:エアロKで快適な空の旅を!


今回は、エアロKの搭乗体験を詳しくお伝えしました。私たちの経験が、皆さんの韓国旅行の計画に少しでも役立てば嬉しいです。
結論として、エアロKは安さだけでなく、快適さも兼ね備えた、素敵な航空会社でした。もし利用する機会があれば、ぜひ快適な空の旅を楽しんでくださいね。