この記事では、栃木県茂木町にあるミツマタ群生地の見頃やアクセス方法、駐車場情報、さらに混雑を回避するためのコツを詳しく解説します。
2024年の3月に家族で訪れたときの様子を記事にしてます。初めて行く人でも安心して計画を立てられるよう、必要な情報をまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
焼森山ミツマタ群生地とは?幻想的な「妖精の森」を体感

焼森山ミツマタ群生地は、栃木県茂木町に位置する自然の宝庫です。春になると黄色いミツマタの花が一斉に咲き誇り、その風景は「妖精の森」と呼ばれるほどの美しさ。訪れる人々を魅了するこのスポットで、春の訪れを感じてみませんか?
- 焼森山ミツマタ群生地のポイント
- 開花時期:3月中旬~下旬
- 特徴:森林の中に広がる一面の黄色い花畑
- マイカーまたはバスを利用して訪問できる
- 所用時間:徒歩40分ほど遊歩道を散策
春の柔らかな光の中で楽しむ幻想的な風景は、一生の思い出になるはずです。
ミツマタ群生地の見頃はいつ?

ミツマタの見頃は、例年3月中旬から下旬にかけて。特に満開時期は短いため、タイミングが重要です。気候によって開花が早まる場合もあるので、最新情報を事前に確認しましょう。
- チェック方法
- 茂木町観光協会公式サイトで開花情報を確認
- SNSで現地の様子を調べる

地元の人に聞いたところ「例年だと春分の日が見頃」とのこと。
また開花時期には、群生地の保全のため、期間を決めてシャトルバスや駐車場が用意されます。
ちなみに2025年の開催期間と情報は以下の通りです。
2024年3月8日(土)~30日(日)
期間内は1人500円(中学生まで無料)の保全協力金が必要。また、いい里さかがわ館の駐車場、および周辺道路の交通規制が実施されます。
ミツマタ群生地へのアクセス方法

公共交通機関でのアクセス
鉄道&バス:
開花期間中の土日祝には「ミツマタ特急バス」が運行されます。こちらは宇都宮駅、七井駅から乗車できる期間限定の路線バスです。しかし、本数が限られるので(1日往復1本ずつ!)ご注意ください。
また、開花期間中の土日祝には「いい里さかがわ館」からシャトルバスが運行。こちらは30分おきに出ていて片道100円で利用可能です。
鉄道&タクシー:
最寄りの駅は益子駅となります。こちらからタクシーで来ることも可能。他にも茂木駅からもタクシーで来られます。益子駅と茂木駅の近くにタクシー会社があるのでつかまりやすいです。ちなみに七井駅は無人駅のため、タクシーがつかまりにくいので注意。
参考までに2025年のバス運行状況は以下となります。
料金:JR宇都宮駅から1,120円(大人片道)、七井駅前から320円(大人片道)
運行日:3/15(土)・3/16(日)・3/20(木)~3/23(日)・3/29(土)・3/30(日)
往路時刻:JR宇都宮駅(西口③番)8:45→七井駅前9:20→いい里さかがわ館9:35
復路時刻:いい里さかがわ館14:00→七井駅前14:20→JR宇都宮駅(東口)15:20
料金:片道100円
運行日:3/15(土)・3/16(日)・3/20(木)~3/23(日)・3/29(土)・3/30(日)
往路時刻:(いい里さかがわ館→ミツマタ群生地)始発便7:30(以後約30分間隔)最終便14:00
復路時刻:(ミツマタ群生地→いい里さかがわ館)始発便8:00 最終便15:00
詳しい時刻表、運賃については、開花期間に近づいたら茂木町観光協会公式サイトで案内されるのでチェックしてみてください。

アクセスしやすさで言ったら自動車のほうが便利かも…。マイカーまたはレンタカーで来るのがおすすめです。
マイカーでのアクセス
2024年からマイカーの乗り入れがOKとなりました。
ミツマタ群生地に一番近い高速ICは、北関東自動車道 友部ICで、クルマで約40分ほどの距離です。一方、東北自動車道から来る場合は真岡ICで降りれば、クルマで約50分ほどの距離となります。
- 駐車場まで道幅が狭く、砂利道となってる箇所もあります。運転は注意してください。
- 開催期間中は通行禁止の区間があります。群生地の駐車場には、下図のように茂木側(右上)から進入するようにしてください。

なお、ミツマタ群生地に近い第2駐車場、第1駐車場の距離感は以下となります。

ミツマタ群生地の駐車場について
焼森山ミツマタ群生地には、以下の3つの駐車場が用意されています。
群生地に近い順から紹介していきます。
■第2駐車場(約50台)
ミツマタ群生地に一番近い駐車場です(名称は第2ですけど…)。
シャトルバスの停留所にもなっていて、開催期間中は仮設トイレも設置されます。ここから10分ほど歩くとミツマタ群生地に行けます。
オープン時間:開催期間中の7:00~15:30


ポイント:
一番近いので、開催期間中の土日祝日は混雑します。満車で停められないこともしばしば。なので早朝が狙い目です。駐車場までは林道で、砂利&非常に狭い道です。運転には気を付けましょう。
Googleマップに登録されていないので、おおよその位置にピンを立ててみました。
■第1駐車場(約50台)
ミツマタ群生地から1kmほど離れた場所にある駐車場です。
第2駐車場が満車になると、こちらに停めるよう案内されます。開催期間中は仮設トイレも設置されます。ここから20分ほど歩くとミツマタ群生地に行くことができます。
オープン時間:開催期間中の24時間


ポイント:
こちらも開催期間中は混雑します。しかし24時間オープンしているので、早朝や夕方に停めるのもあり。駐車場までは非常に狭い道なので、運転に気を付けましょう。
こちらもGoogleマップに登録されていないので、おおよその位置にピンを立てています。
■いい里さかがわ館(45台)
いい里さかがわ館は、栃木県茂木町にあるミニ道の駅で、地元の特産品販売や食堂を備え、休憩スポットとしても人気があります。
ミツマタ群生地の開催期間中は、シャトルバスの発着所になり、ここの駐車場を利用することができます。

ポイント:
開催期間中の土日祝日は、群生地に近い駐車場は満車になるので、初めから「さかがわ館」の駐車場を利用するのもあり。また、群生地までの林道は道が狭いので、運転に不安な人も「さかがわ館」に停めると安心でしょう。
ミツマタ群生地の混雑する時間帯・回避のポイント
開催期間中の、特に土日祝日のお昼前後は、観光客が集中する時間帯です。以下のポイントを参考にして混雑を避けましょう。
- 開催期間中は午前中の早い時間帯、できれば朝7時~9時までに到着するのがおすすめ。
- 平日に訪問するのもおすすめ。平日ならどの時間帯でも比較的すいています。
- 「さかがわ館」駐車場を活用し、シャトルバスで移動。
- 体力に自信がある人は「さかがわ館」から登山コースでいくのもあり(登り約1時間30分ほど)。
ミツマタ群生地に行くときの持ち物リスト
快適にミツマタ群生地を楽しむために、以下の準備をおすすめします。
- 歩きやすい靴(山道なのでサンダルやヒールの高い靴はNG)
- 防寒着(朝夕の冷え込み対策)
- 保全協力金:1人500円(中学生までは無料)
- カメラ(スマホでもOK!幻想的な風景を写真に収めましょう)
- 花粉症の人はマスク必須!(杉の木が多いです)
ミツマタ群生地はこんな感じです
以降から2024年3月17日(日曜)に訪れたときの様子を紹介します。
9:30 第2駐車場に到着
この日は駐車場に余裕があり、すんなりと第2駐車場に停めることができました。シャトルバスも運行しているようで、利用している人も多くいます。

駐車場から山に向かい、林道を歩いていきます。

9:40 受付到着
10分ほど歩くと受付があるので、ここで保全協力金(1人500円、中学生までは無料)を支払います。

ミツマタ群生地は遊歩道が整備されていて、以下のような周回路になっています。

遊歩道の様子はこちら。ウッドチップが敷いてあり、歩きやすいように整備されています。

ですが、場所によってはアップダウンがある山道となるので、油断せず、歩きやすい靴を用意してください。

写真を撮りながら、遊歩道を散策するのも醍醐味のひとつ。

遊歩道は狭いので、他の歩行者に気を付けて写真を撮るよう心がけましょう。映えスポットは特に混雑するので、譲り合いも大切に。あと、足元が滑りやすい場所もあるので注意してください。

10:10 遊歩道出口
砂防えん堤を過ぎると、遊歩道の出口となります。写真を撮りながらのんびり歩いて30分ほどのコースでした。


ちなみに、ここの砂防えん堤からのアングルが、一番「ザ・ミツマタ群生地」感のある写真を撮ることができておススメです。
まとめ: 焼森山ミツマタ群生地で春の絶景を堪能しよう!

焼森山ミツマタ群生地は、自然が織りなす美しい風景を楽しめる特別なスポットです。見頃やアクセス情報を事前に確認し、混雑を避けるための計画を立てて、快適に春山を散策しましょう。
早朝からミツマタを楽しむためにはホテルで1泊するのもおススメです。宿泊を計画する場合は楽天トラベルで検索してみてください。
ゆとりのある計画を立てて、栃木の観光名所を巡るのもアリです。安く泊まれる温泉宿もあるのでチェックしてみてください。