木の俣渓谷は、家族連れに大人気の川遊びスポットです。美しい自然に囲まれたこの場所は、透明度の高い川の流れと豊かな緑が魅力。
この記事では、私たちの体験をもとに、木の俣渓谷での川遊びを最大限に楽しむポイントを紹介します。
施設情報や混雑時間、水位の変動、安心して遊べるエリアなど、知っておきたい情報を詳しく解説。初めての方にも安心のガイドをお届けします。
木の俣渓谷ってどんなところ?魅力とおすすめポイント
木の俣渓谷は、栃木県那須塩原市に位置する美しい自然が広がるエリアで、絶好のアウトドアスポットです。渓谷内には澄み切った清流があり、深い森に囲まれた渓谷は、澄んだ空気と豊かな緑が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの場所です。
特に家族連れに人気なのが木の俣渓谷の川遊びです。川の水は透明度が高く、浅瀬が多いため、小さな子供でも安心して遊ぶことができます。周囲には歩道やトイレも整備されているため、一日中自然の中で楽しむことができるでしょう。
【アクセスガイド】木の俣渓谷への行き方
電車&バスの場合:
JR東北本線 黒磯駅下車 黒磯駅西口バス停(関東自動車:那須塩原駅西口・板室温泉行き)約25分 → 木の俣バス停下車 →徒歩で約10分
クルマの場合:
東北自動車道 黒磯板室IC下車 クルマで約20分
木の俣渓谷のバス停、駐車場の位置関係はこんな感じです。
駐車場の場所と料金、注意点、混雑状況
駐車場について
駐車場は、舗装された駐車場(約28台)と、その上段にある砂利の駐車場(見た感じですが55台くらい)の、合わせて約80台ほど停めることができます。
木の俣渓谷の駐車場はこちら↓↓
駐車場の有料期間
木の俣渓谷の駐車場は、7月1日から8月31日までの期間、駐車料金が有料になります。一方、9月1日から有料期間開始までは24時間無料で利用できます(ただし自動精算機のゲートは作動します)。
駐車場の使用料
・普通自動車、小型自動車、軽自動車…500円
・二輪自動車…無料
駐車場を利用するときの注意点
- 駐車場の利用時間は午前7時から午後6時まで。利用する場合は午後6時までに出庫しなくちゃいけません。
- 駐車場の自動精算機は高額紙幣は使えません。千円紙幣または硬貨の準備が必要です(周りに両替できる場所が無いので、必ず前もって用意しましょう)。
- シーズン中は黒磯方面からの右折入庫は禁止です! 迂回して板室温泉方面から入庫してください。
混雑する時間帯
木の俣渓谷の駐車場は、シーズン中の土日祝日やお盆期間が特に混雑します。
天候にもよりますが、上の写真のように朝10時には駐車場が満車となり、以降は空きが出るまで長時間待つ必要があります。
スムーズに駐車したい方は、朝9時30分頃までに到着することを強くおすすめします。そうすることで、混雑を避け、ストレスなく一日を楽しむことができるでしょう。
満車だからといって路上駐車は絶対しないでください。通行の妨げとなり、交通事故につながり危険です。
川遊びに最適な時期はいつ?
木の俣渓谷で川遊びを楽しむのに最適なシーズンは、7月から8月です。
この時期は気温が高く、水温も程よく冷たいので、自然の中で涼を取るには絶好の環境です。特に7月の3連休から8月末にかけては、家族連れや友人同士で賑わい、川遊びを楽しむ人々でいっぱいになります。
しかし、水温が冷たいこともあるため、長時間水に浸かっていると体が冷えやすくなります。遊んでいる途中で適度に休憩を取り、体温を保つことが重要です。
また、川遊びを楽しんだ後は、暖かいタオルや予備の衣類を用意しておくと快適に過ごせます。体調管理に気を付けながら、自然の涼しさを満喫してください。
木の俣渓谷での川遊びに必要な持ち物リストと準備
木の俣渓谷での川遊びを楽しむためには準備が欠かせません。必要な持ち物と便利グッズをリストアップして、忘れ物がないようにしましょう。
水着
あたりまえですが川遊びの必須アイテムです。先に家で着てくるなら着替える手間が省けるので、すぐに遊ぶことができます。
タオル
川遊び後には体を拭くためのタオルが必須です。濡れた体をすぐに乾かせるように、大きめのタオルを用意しましょう。
着替え
川遊びが終わった後のため着替えが必要です。濡れたままでは風邪をひいてしまうので、乾いた服に着替えられるよう忘れず準備しておきましょう。
マリンシューズ
川底には滑りやすい石や尖った岩があるため、マリンシューズは足を保護し、安全に遊ぶために重要です。
帽子
日差しの強い夏の日には、熱中症対策として帽子が必要です。頭部を保護し、長時間の屋外活動でも安心して遊べます。
ラッシュガード
ラッシュガードは、日焼けを防ぎつつ、水中での動きを妨げないため、川遊びには最適なアイテムです。
ライフジャケット
特に子どもがいる場合、ライフジャケットは安全対策として必須です。万が一の事故を防ぐために、常に着用させましょう。
飲み物
川遊び中は水分補給が重要です。熱中症を防ぐためにも、十分な量の飲み物を用意し、こまめに水分を取るようにしましょう。
防水バッグ
各アイテムを運ぶために防水バッグが必須です。濡らしたくない荷物を保管できるので安心して遊べます。
防水スマホケース
川遊び中にスマホを水や砂から守るため、防水スマホケースがあると安心です。水に濡れてスマホが壊れてしまうのを防ぐことができ、遊びながら撮影や緊急時の連絡にも対応できます。
必須では無いのですが、以下の遊びアイテムがあると子どもは喜びますよ!
のぞきメガネ
のぞきメガネがあれば、水中の様子を観察でき、川遊びがさらに楽しくなります。
水鉄砲
水鉄砲は、家族や友達と一緒に川遊びを盛り上げるマストアイテムです。
浮き輪
浮き輪があれば、浮かんで流されながら川下りが楽しめます。
浮き輪の選び方については以下の記事もどうぞ。
他にもクーラーボックスやレジャーシートなどもあると便利です。
現地の施設をチェック!トイレ・休憩所の情報
木の俣渓谷での川遊びを快適に楽しむため、トイレや休憩所の情報をご紹介します。
トイレ
木の俣渓谷にはトイレが1ヶ所設置されています。ちなみに、冬季(12月上旬~翌年3月中旬ごろまで)は閉鎖されています。
更衣室はなし
残念ながら、木の俣渓谷に更衣室はありません。そのため、車で来る場合は、車内で着替えを行うか、あらかじめ水着を着用しておくと便利です。また、他の利用者の目を気にする場合は、大きめのタオルや簡易テント、目隠しカーテンを用意しておくと安心です。
休憩所や遊歩道
川遊びの合間にゆったりと休憩できる場所として、木の俣渓谷内には東屋が2ヶ所設けられています。短距離の遊歩道も整備されているので、川遊びが終わったら散策を楽しむこともできます。
木の俣渓谷で川遊びをするときの注意点
天気予報を事前にチェック
木の俣渓谷の川は、天候により水位が変動します。特に大雨の後は急激に水位が上がることがあるため、訪れる前に天気予報をチェックすることが重要です。通常の晴天時であっても、前日に大雨が降った場合は注意してください。
子どもの安全対策を忘れずに
まず、小さい子どもには必ずライフジャケットを着用させるようにしましょう。ライフジャケットは万が一の転倒や、予想外の流れに巻き込まれた際に、子どもを守るための必需品です。また、子どもが一人で川に入らないよう、大人が常に目を離さず、近くで見守ることが大切です。
川遊びに最適なエリアを見極める
木の俣渓谷の川は、場所によって水深がまちまちです。大人が先に川の深さをチェックして、なるべく流れが穏やかで、足がしっかりと着く深さの場所を選びましょう。水の色がグリーンの濃い色になっているところは、かなり深いので注意してください。また、川幅が狭くなる場所は、流れも速くなるので要注意です。
川底の状態もチェックする
川底の岩が滑りやすかったり、急に深くなったりする場所は、子どもが転倒しやすいので注意が必要です。必ずウォーターシューズを履いて足元を守り、転倒や怪我を防ぐよう心掛けましょう。
【体験談】木の俣渓谷の水位と遊ぶときのポイント
以降から体験談も含め、木の俣渓谷の水深や、流れの速さや、遊ぶ時のポイントを紹介します。
ここで紹介する情報は、あくまで2024年8月時点での情報です。水深や流れの強さは、天候など状況によって変化しますので、基本は大人が川の状態をチェックしてから、子どもと遊ぶようにしてください!
まず、川遊びエリアは、橋を境にして上流側と下流側に分けることができます。
川遊びエリア(上流側)
駐車場を出て、道路を横断し、橋を渡ってトイレの横を通り抜けると、川に下りる道が現れます。
下りてすぐの場所は、川幅が程よく広く、流れは穏やかです。水深は約10cm~90cmほど。深いところだと大人の腰ぐらいの深さです。
橋のほうも流れは穏やかで、大人の膝くらいの深さの浅瀬が続きます。小さい子どもは、このあたりが遊びやすいかもしれません。
水温が冷たいので、はじめは子どもと一緒に、浅い場所や岩の上などを選んで、パチャパチャと遊びながら水温に慣れていくといいですよ。
川の上流に向かうとカーブになります。カーブのところは少し流れが強く、水深も深い場所があるので、川を横切る時は足元に注意してください。さらに上流に行くには、川沿いの踏み跡をたどっていくと、川に入らずに進むことができます。
カーブを過ぎると、その先には広い岩棚を流れるエリアが現れます。
ここの岩棚エリアは、水深が浅いですが、川床が岩棚でできているので滑らないように注意してください。
また、岩の裂け目はかなり深い場所もあります!
だいたい1m以上はあるので、落っこちないよう子どもから目を離さないようにしましょう。
個人的におすすめは、上流の先にある2段の堰(せき)です。向かって右端から登ることもできます。
めちゃくちゃマイナスイオンで癒されます…。
上流側で遊んでいたら、カブトムシを発見!
木の俣渓谷の自然の豊かさを感じます。
川遊びエリア(下流側)
一方、木の俣川の下流で遊ぶには、駐車場の脇にある遊歩道を進んでいきます。
遊歩道沿いに下りられる道があるので、そこから川に下りることができます。
下流側は岩がゴロゴロしているエリアもあれば
流れも穏やかで、水深が浅いところが多いですが、場所によっては1mくらいの深さもあります。
橋の上流側より泳いでいる人は少なく感じました(トイレが遠いから?)。静かにノンビリするには下流側がオススメかもしれません。
ちなみに、下流側は遊歩道で1周することができます。わりと山道なところもあるので、サンダルだと歩きにくいかもしれません。せめてスニーカーだと安全かも。
一番奥には吊橋もあるので、ぜひ川遊びの後は散策してみてください。
まとめ:木の俣渓谷での川遊びを最高に楽しむポイント
木の俣渓谷での川遊びを最大限に楽しむためには、事前の準備と安全対策が欠かせません。最後に、これまで紹介した内容を総まとめし、川遊びを最高に楽しむためのポイントをお伝えします。
1. 事前の天気予報チェック
天候は川遊びの安全性に直結します。特に雨が続いた後は、水位が上がり、流れが速くなることがあるため、天気予報を確認して安全な時期に訪れるようにしましょう。
2. 適切な持ち物の準備
川遊びには水着やタオル、ライフジャケット、ウォーターシューズなどの基本アイテムを忘れずに持参しましょう。防水バッグや予備の衣類なども準備しておくと、より快適に過ごすことができます。
3. 早めの行動でスムーズに遊ぼう
駐車場を利用する場合は、なるべく朝9時半までには入るようにしてください。渋滞や混雑をさけることで、時間を有効に使い、スムーズに川遊びを楽しめますよ。
4. 安全なエリアの選択
木の俣渓谷には、子ども向けの浅瀬が広がる安全なエリアがあります。流れが速い場所や急に深くなる場所は避け、安心して遊べるエリアを選びましょう。
5. 施設の活用
現地にはトイレが整備されていますが、更衣室はないため、事前に着替えておくか車内での着替えを計画しておきましょう。また、遊歩道を散策するなど、川遊び以外にも自然を満喫するエリアがあるのでぜひ楽しんでください。
これらのポイントを押さえて、木の俣渓谷での川遊びを最高に楽しんでください。豊かな自然と清らかな川の流れが、あなたの訪問を一層特別なものにしてくれるでしょう。
今回、紹介した木の俣渓谷ですが、駐車場が空いている時間は朝の7時~9時半と、わりと早めの時間になります。そのため遠方から来る場合は、楽天トラベルでホテルを予約して、一泊してから来るのもありです。
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